マラソンで上手に給水するコツと方法!知っておきたいマナー

給水 マラソン大会のあれこれ

マラソンでは水分を意識して、水やスポーツドリンクなどをちゃんと摂ることが大事です。水分補給を怠っていると、パフォーマンスの低下に繋がったり、ぶっ倒れてしまう場合もあります。

そのため、レース中は飲みものをちゃんと取ることは大事なのですが、給水は意外と難しいものです。走りながらコップを取ったり飲んだりするわけですから。

ということで今回は、マラソンでの給水のコツ(方法)やマナーなどを解説していくので、給水をとるのが下手な方や初心者は、ぜひ参考にしてみてください。

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マラソン大会での給水のコツ・方法

紙コップの取り方

給水の仕方

多くのマラソン大会では、給水所で紙コップを使用しています。タイムロスなく、走るリズムを崩さないようにするには、紙コップの取り方は重要です。スピードを落とさずスムーズに取るには、ちょっとしたコツがいります。

レース初心者の場合、紙コップを横から取りがちですが、走りながら横から掴むのは結構難しく、しっかり掴むことができずに倒してしまう場合があります。

前に進んでいるため、真横から取るとコップに手がぶつかるような感じになるからです。紙コップを真横から取ろうとして、1つだけでなく複数倒してしまう方も中にはいます。

では、どのようにして取ると良いのかというと、紙コップを上からつまむように取ってみてください。人差し指と中指をコップの内側に入れ、外側から親指で挟むようにしてつまむと良いです。

ちなみに私の場合、親指を紙コップの中に突っ込んで挟み、上にヒョイと上げて取っています。親指が多少濡れることはありますが、スムーズに取ることができます。ぜひ参考にしてみてください。

飲み方

給水 飲み方

紙コップでの飲み方でありがちなのが「走りながら上手く飲めない」「水が鼻に入る」「顔に水がかかる」「むせる」などです。走りながら飲むので、初心者は特にそれらのことが起こりがちです。

では、どのようにして飲めば良いのかというと、紙コップの上部を潰して飲み口を細くすると良いです。そのようにすることで飲み口が狭くなるため飲みやすくなり、こぼれにくくなります。

潰しても飲みにくいという方は、自分なりに試行錯誤して、自分に最適な飲み方を見つけてみましょう。

状況を見極めて取る

給水テーブルが少ない場合、取るテーブルを選ぶことはできませんが、テーブルが多い場合は混雑状況を見極めましょう。なるべく混雑していないテーブルを選ぶことによって、タイムロスを少なくすることができます。

走るのが速い人なら、給水地点でのランナーの割合が少ないので特に問題ありませんが、少し遅くなるとランナーの割合が多くなってくるので給水所は混雑しやすいです。特にエントリー数の多い大会になると、後ろの方は大混雑してしまいます。

給水で手こずっていると、かなりのタイムロスになり、走るリズムを崩すので、なるべく空いているところを選びましょう。一般的に、1番手前のテーブルが混雑しやすいといわれているので、奥のほうを狙ってみてはいかがでしょうか。

混んでいる、タイムロスになるからといって水分補給をしないでいると、体内の水分が不足してパフォーマンスが低下し、結果的にタイムが遅くなってしまうので、給水所での状況を見極めてしっかりとスムーズに水分補給を行いましょう。

給水する際のマナー・ルール

紙コップを取って飲んだらゴミ箱に捨てましょう

ゴミ箱に入れようとせずに投げ捨てるのはマナー違反です。ゴミ箱を狙って投げ、入らなかったら仕方ありませんが、ゴミ箱に入れようともしないで投げ捨てるのは良くありません。

基本ゴミ箱は、給水所を通過したところに、一定の間隔を空けて置いてあります。そこら辺に投げ捨てると、それを拾うスタッフが大変だし、不快な気持ちになる人は多くいます。

また、紙コップがコース上に捨ててあることによって、後ろの人が走りにくくなることもあります。捨ててある紙コップを踏むことによって足が滑って転倒する危険性もあります。

ちなみに私は、よ~く狙ってゴミ箱に捨てるようにしています。たま~に外すこともあるけどね。

給水所で立ち止まらないこと・他のランナーを妨害しないこと

いきなり立ち止まると、後ろのランナーと接触する危険性があります。そのため、給水所では立ち止まらないようにして取ってください。立ち止まって飲みたいのなら、飲み物を取った後、邪魔にならないところにいきましょう。

それ以外に、急なペースダウンも危険です。前のランナーが急に遅くなると、ぶつかってしまいますからね。

自動車だって、前の車が急ブレーキをかけると危ないですよね。それと給水所での立ち止まりや、急なペースダウンは同じことになります。

給水所で、前に無理やり割り込むのもマナー違反になるので、給水所が近づいてきたら上手くコース取りをしましょう。

ちなみに私は、給水所で前のランナーに立ち止まられたり、急なペースダウンをされたことが何回かあり、ぶつかりそうになって「にゃろ~」と思いました。さすがにムカッとしましたよ。

マラソン大会で水分補給が大切な理由

脱水症状を防ぐために

マラソンでは多くの汗をかき、走っている時は体内の水分を徐々に失っていきます。体内の水分量が減っていくことにより、脱水症状になるリスクは高まっていき、パフォーマンスは落ちやすくなります。そして暑い日は、熱中症になる危険性が高まっていきます。

脱水症状や熱中症、パフォーマンスの低下を防ぐために、マラソンでは水分補給をちゃんと行うことが大切です。

エネルギーの補給になる

マラソン大会の給水所では、基本水とスポーツドリンクが置いてあります。スポーツドリンクには糖質が含まれており、糖質は走る際のエネルギー源になります。そのため、スポーツドリンクを取れば、水分だけでなくエネルギーを補給をすることもできます。

レースでは、走る距離が長くなればなるほど、エネルギー補給の重要性は増します。自分の力を十分に発揮して、ゴールまで走り切るためにも、上手にエネルギー補給をしたいものです。

ちなみに私は、フルマラソンを走る時、基本スポーツドリンクと水だけしかとりません。フルマラソンでエナジージェルや補給食を携帯して走ると邪魔くさいので、それらを摂ったことは数回しかありません。

なのでフルマラソンでは、給水所のスポーツドリンクでちゃんとエネルギーを摂ることを心掛けています。

水分補給はこまめに少量ずつ

水分補給を行う際は、こまめに少量ずつとるのが基本です。1度に吸収される量には限界があり、一気にたくさん飲んでも、全て吸収されるわけではありません。また、一気にたくさん飲むことで腹痛が起きる場合もあります。

フルマラソンを走る場合は、給水所で必ずとり、一口または二口くらい飲む感じで良いです。喉の渇きを感じてから取るのは遅いので、喉が渇いてなくても取るようにしてください。

気持ち良く楽しく走るために

給水の仕方がタイムや順位を左右する場合があります。できるだけスムーズに水分補給できるように、ここの記事を参考にしてみてください。

順位が後ろの方になればなるほど、給水所辺りの地面は濡れており、紙コップが散乱している場合があるので、滑らないように注意しましょう。

周りのランナーを妨害しないように、気持ちよくゴールするためにも、マナーやルールを守って走ってください。

給水所のスタッフはもちろん、大会スタッフへの感謝の気持ちを持ちながら走ると、自然とマナーを守りながら楽しく走ることができますよ。