初心者が、マラソン大会の5kmにエントリーした時に気になることといえば「5kmの平均タイムってどのくらいなのだろう」ということ。
自分のレベルはどのくらいなのか、レースに出る前に知っておきたいですよね。知ることによって、多少安心するしね。
ここでは、市民マラソン大会5kmの部の平均タイムについて紹介するので、エントリーしようと思っているビギナーの方はぜひ参考にしてみてください。
市民マラソン大会5kmの部の平均タイムはどのくらい?
男子
一般的な市民マラソン大会の5kmの部で、男子はどの程度のタイムで走るのか。「男だからかなり速いだろう」と思う方もいるかもしれませんが、たいしたことはありません。
なぜなら、すっごく速い人からすっごく遅い人まで幅広くおり、平均タイムは26~30分だからです。
「26~30分って、ざっくりしてるな~」と言う方もいるかと思いますが、大会によってレベルは異なるため、平均タイムの幅が広くなるのは仕方ありません。
まあ、1km6分で5km走れれば30分でゴールできるので、ビリのほうでもなく、前のほうでもなく、平凡な順位で良いという方は、キロ6分以内で5km走れるようになると良いでしょう。
女子
市民レースの女子の平均タイムは、29~33分です。女子は男子よりも元々の筋力が弱いので、男子よりも遅くて当然です。
でも、男子との平均タイムの差は3~4分くらいしかありません。10kmやハーフなど距離が長くなると、もっと差は広くなりますが、5kmなので3~4分程度の差になります。
基本女子は男子よりも参加人数が少ないので、ちゃんと練習していれば上位を狙いやすい。つまり、努力をすれば順位としての結果が出やすいということです。
そのことはとっても大きいメリットであり、順位が良いことでモチベーションがグーンとアップするし、人に自慢することもできます。
レベル別による市民マラソン5kmの部のタイム
亀さんレベルの40分以上
1km8分以上のペースになり、かなり遅いほうのタイムになります。運動不足や太っている方など、超初心者に多いタイムです。
「ビリになりたくない」「歩きたくない」という方はサボってばかりいないで、少しは練習してもうちょっと速くなると良いでしょう。あまりにも遅すぎると、マラソン大会は楽しくないですよ。
ゆっくりな35~40分
35~40分は、1km7分~8分ペースです。難易度はとても優しく、多くの方が達成できるタイムです。難易度を分かりやすくいうと、テレビゲームの「ストリートファイターⅡ」で、いつでも波動拳を出せるレベル。「はどーけん」。
レベル的には優しい30~35分
30~35分は、1km6分~7分ペースです。こちらも難易度はイージー。とはいっても、女子の平均タイムに近い、または同タイムになります。練習頻度が少なくても、継続的に練習していれば達成しやすいタイムであり、常人レベルといえます。
ちゃんと練習していれば達成しやすい25~30分
25~30分は、1km5分~6分ペースであり、難しさは普通になります。男子の平均タイムになり、女子の平均よりも少し速いタイムにもなります。
なので、初心者の女子にとっては目指したいタイムでもあります。努力が報われやすいタイムでもあるので、頑張って練習している方はクリアできる数字です。
中級レベルの20~25分
20~25分は、1km4分~5分ペースで、ビギナーにとってはちょっと厳しいレベルです。それなりに練習をしていないと、達成するのは難しいことでしょう。
20分~25分という位置づけで紹介していますが、20分と25分とでは、かなりレベルが違ってきます。キロ4分と5分とでは、スピード感が全然違うからね。
市民ランナーの女子にとって20分は、かなりレベルが高いといえます。20分で走りたいのならスピードトレーニングも取り入れ、一生懸命練習しましょう。
上級者への入り口である17~20分
17~20分は、1km3分24秒~4分ペースです。難易度は結構高く、かなりの練習を積んでいないと達成するのは困難です。一般的な市民ランナーは「上級者の入り口」と言って間違いないでしょう。
男子の場合、17分台で走れれば、入賞できる可能性もあります。入賞できると気持ちいいですよ~。
ハイレベルの17分以下
17分以下は、1km3分24秒以下のペースです。市民ランナーの中ではエリートの部類に入り、入賞もしくは優勝を狙えるレベルです。
15分以下で走れれば、スーパーエリートです。男子で13分台、女子で15分台なら、日本の実業団のトップランナーともいい勝負ができることでしょう。
ランニング初心者が平均タイムよりも速く走るには
初めて市民マラソン大会に出場し、距離が5kmの場合、「平均よりも速く走りたい」と思う方は多いのではないでしょうか。また、自分なりにトレーニングしてきた初心者は「最低でも平均くらいで走る」と思う方もいることでしょう。
では、市民マラソン大会の5kmのレースで、平均よりも速く走るにはどうすれば良いのかというと、それは単純で、それなりにトレーニングをしてください。
やはり、今まで運動していなかった初心者の場合、大会にエントリーしてからも全く練習しないでレースに臨むと、5kmでももの凄く苦しいし、楽しむことはできないし、平均で走ることなんかできません。
運動不足の方が、トレーニングなしで平均タイムで走れるほど5kmのレースも甘くはないので、少しは練習してから大会に臨みましょう。
ちなみに当たり前のことですが、5kmのレースは、10kmのレースやハーフマラソンよりも距離が短いので、ランニング初心者の初めての大会には最適です。
楽しみながらベストを尽くしましょう
ランニングビギナーの場合、男子は28分くらい、女子は31分くらいを目指して練習すると良いです。そのくらいなら平均タイムの範囲内のため、丁度良いかと思います。走るペースが速すぎると思ったら、少しペースを落としましょう。
では最後に、私から初級ランナーへアドバイスをします。大会では無理をしすぎないで、楽しみながら苦しみながらベストを尽くしてください。頑張ってゴールした後は爽快ですよ~。