日本人は、家の中では裸足や靴下を履いた状態で過ごしますよね?家の中で靴を履いて過ごすという方はいないかと思います。そこで疑問に感じるのが、「自宅でランニングマシンを使う時は靴を履いた方が良いのか」ということ。
家の中なので、裸足や靴下を履いただけの状態で走りたいという方もいるかと思います。では、ランニングマシン(ルームランナー・トレッドミル)を使う時、靴を履いた方が良いのでしょうか。早速見ていきましょう。
ランニングマシン(ルームランナー・トレッドミル)で走る場合も靴を履いた方が良い
外に出る時はみんな靴を履き、外でランニングをする時も靴を履きますよね?中には裸足で走る方もいるかもしれませんが、多くの人は靴を履いて走っています。
裸足だと直に摩擦や衝撃が加わりますし、路面が凸凹しているところだと、ツボ押しみたいになって痛いですよね。
ガラスの破片とか落ちている可能性もあるし、夏はアスファルトの地面が熱すぎて、やけどの危険性があります。それに、走りにくいですよね。
「裸足で走ることによって、人間が本来持っている自然な着地をしやすくなる」というメリットはありますけどね。
つまり、快適に走るためやケガを予防するために、外のランニングでは靴を履くのです。では、室内で行うランニングマシンはどうなのかというと、マシンで走る時も靴を履いた方が良いです。
室内で走ることから、「裸足で走っても良いの?」などと思う方もいるかと思います。また、「裸足のほうが人間本来の走り方ができる」という理由で、裸足で走りたくなる方もいるかと思います。
ですが、マシンの走行ベルトは滑らないようにザラザラしており動くので、裸足で走ると足の裏が痛くなってしまいます。走り始めは痛くなくても、走っているうちに足裏と走行面の間の摩擦によって、足裏の皮膚はダメージを受けてしまいます。
速度を上げたり傾斜をつけたりすると、更に摩擦は強くなります。ですから、ランニングマシンでトレーニングする場合も靴を履いた方が良いのです。
怪我を防ぐためにもランニングシューズを履こう
靴は普通の運動靴ではなく、ランニングシューズを履くことをおすすめします。一般的な安価な運動靴だと、走る際のクッション性やフィット感、グリップ力などは物足りません。
一方、ランニングシューズは、その名の通り走りやすさを追究して作られたものであり、安価な運動靴よりもクッション性やグリップ力、推進性などは優れています。
ランニングマシンの走行ベルトは基本ゴム製で、アスファルトの道よりも脚に負担はかかりませんが、着地の際は足に衝撃が加わります。
ランニングは着地と地面を押し出す動作を長時間繰り返すので、着地の際に加わる衝撃が大きいほどケガをする危険性は高まってしまいます。
ケガをするリスクを低くするには、脚に加わる衝撃を少なくすることが大事で、それに最適なものがランニングシューズです。
どのようなランニングシューズが良いのか
先程の説明で「ランニングマシンで走るために、ランニングシューズを買おうかな」と思った方もいるかと思います。ランニングシューズといっても様々なタイプ(種類)があり、初心者の方はどれを購入したら良いのか迷ってしまいますよね。
ソールが厚めのものや薄めのもの、クッション性が抜群のものから低めのもの、推進性が高いものから低いもの、特殊なカーボンを使用しているものなど、色々な種類が販売されています。
高機能なものほど価格が高い傾向にありますが、高ければ良いというわけではありません。機能が高くても、自分の走力や足に合っていないシューズだと、怪我の原因になるからです。
決めた距離を最初から最後まで無理なく気持ち良く走ることができるシューズを選ぶことが大事です。とはいっても、試し履きをちゃんとして実際に走ってみないと、自分に適したシューズなのか分かりませんが。
とりあえず初心者の方は、スピードが出やすいものよりも足に優しいものを重視して選ぶようにしてください。ランニング歴が増えていくことで自分に合うシューズが分かってくるため、始めの頃はシューズ選びで迷って当然です。
靴下だけでもNG
裸足で走ると足裏を痛めたり、脚自体を痛めたりする可能性があります。また、足から出た汗や、上から滴り落ちてきた汗が走行ベルトに大量につき、マシンが故障してしまう可能性もあります。
なかには「靴を履かなくても、足裏対策や汗対策として靴下を履けばいいんじゃないの」などと思う方もいるかと思います。確かに、靴下を履けば足裏へのダメージを多少減らすことができ、走行ベルトにつく汗を減らすことができるでしょう(汗の量によりますが)。
前述した通り、マシンで走る場合も、着地などの動作により脚には負担がかかります。靴を履かずに靴下だけで走れば、当然そのような負担がかかりやすくなるため、靴下だけで走るのではなくランニングシューズも履いたほうが良いです。
靴下だけだと滑って転倒する危険性もあるし、ランニングシューズを履いたほうが走りやすいしね。
靴下はランニングソックスがおすすめ
ランニングマシン(ルームランナー・トレッドミル)で走る場合、靴を履くことが大事で、ランニングシューズをおすすめしました。では、シューズの下に履く靴下はどうなのかというと、ランニングソックスがおすすめです。
現在、様々な種類のランニングソックスが販売されており、履くことによって走ることをサポートしてもらえます。
ですが、ランニングソックスといっても質が悪いものもあり、すぐに穴が開いてしまうものもあります。質が良く機能性が高いランニングソックスは通気性が高く、足首をしっかり固定し、土踏まずをしっかりサポートし、着地の際の足への衝撃を軽減します。
また、滑り止めがついているためシューズの中で足が遊びにくく、マメ対策になります。それらのことから、良質で機能性の高いランニングソックスを履いたほうが良いのですが、中にはランニングソックスは合わないという方もいます。
五本指ランニングソックスもある
足の指1本1本覆っている、5本指ランニングソックスも販売されています。指が独立しているため、足の指に力が入りやすく、走りやすくなる効果を期待することができますが、「5本指ランニングソックスも私には合わない」という方もいます。
ランニングマシン専用のシューズを用意しておきましょう
ランニングマシンを使う時、外で履いた汚れたシューズをそのまま履きませんよね。マシンが汚れてしまいますからね。
マシンで走る時に外で履いているシューズを履く場合、シューズの裏を綺麗にする必要がありますが、マシンを使うたびにシューズの裏を拭いて綺麗にするのは結構面倒です。
なので、ランニングマシン専用のシューズを用意することをおすすめします。マシンで走る時しか使わないシューズを用意することによって、わざわざシューズの裏を綺麗にする必要はなく、すぐに走ることができます。
面倒なことが増えると走る気がなくなってしまう場合もあるので、ランニングマシン専用のシューズを用意し、マシンの近くにシューズを置く場所を確保しておきましょう。
最後に
家では靴を履かないので、自宅でランニングマシンを使う場合、「靴は履かなくても大丈夫?」と思う方もいることでしょう。その疑問の答えは、「ランニングマシンで走る時も靴を履いた方が良い」ということになります。
靴なら何でも良い訳ではなく、ランニングシューズを履いた方が良いです。ランニングシューズを履くことでケガをしにくくなり、快適に走ることができます。金銭的にに余裕があるなら、普通の靴下ではなくランニングソックスを履くと良いでしょう。