「室内で行える運動としてエアロバイクに興味があるが、実際どのような効果があるの?」と思っている方はいませんか?また、エアロバイクの購入を検討していて、具体的な効果やメリットを知りたいという方はいませんか?
ここではそのように思っている方のために、エアロバイクに期待できる効果やメリットを解説していきます。エアロバイクの種類なども解説するので、購入する際の参考にしてみてください。
エアロバイクの嬉しい効果やメリット
1.脚力と持久力のアップ
当たり前のことですが、エアロバイクは脚でペダルを漕ぐので、下半身の筋力アップ効果が期待できます。主に太腿やお尻の筋肉が鍛えられ、漕ぎ方によってはふくらはぎへの負荷も強くすることができます。
また、比較的長い時間ペダルを漕ぎ続けることによって、持久力はアップします。とはいっても、脚力と持久力を上げるには継続する必要があります。
脚と心肺機能を鍛えられることから、マラソンやサッカー、水泳など様々なスポーツのトレーニングに有効といえます。
2.シェイプアップ(ダイエット)効果
エアロバイクでは有酸素運動をすることができます。有酸素運動とは、酸素を消費してエネルギーを生み出し行う運動のことです。
酸素を使ってエネルギーを作る際、脂肪が分解されるので、有酸素運動はダイエットに有効だといわれています。
エアロバイクは、正しい姿勢で行うことによって、脚だけでなく上半身にも刺激が加わるため、お腹周りの引き締め効果も期待できます。
漕げば漕ぐほどエネルギーは消費され、ダイエット効果は高くなりますが、つらすぎる運動を連日行うことは続かない原因になります。また、オーバートレーニングや怪我をする要因になります。
なので、エアロバイクで効率よく痩せるには、トレーニング量や負荷の強さを上手に調節することが大事です。
3.膝や足首にかかる負担が少ない
【代表的な有酸素運動・ダイエットに有効】というイメージがあるランニングですが、膝や足首などには負担がかかってしまいます。
ジョギング・ランニングは、【足で地面を押し出す→地面に着地する】という動作を繰り返すので、どうしても下半身の関節には負担がかかりやすく、関節を痛めてしまうこともあります。特に太っている方は体重が重いので、普通の人よりも膝を痛めやすいです。
一方エアロバイクは、地面に着地するという動作がなく、座って行う(サドルが体重を受けとめている)ので、ランニングよりも脚関節にかかる負担は少なくなります。
つまり、エアロバイクは膝や足首に優しく、それらの部位を痛めにくいということです。そのため、長距離走選手の中には、脚を故障して走れない時に、エアロバイクを使ってトレーニングをする人もいます。
4.やり方によっては筋肉トレーニング効果も得られる
有酸素運動ができるエアロバイクですが、無酸素的運動もすることが可能です。では、無酸素運動である筋トレのような効果を得たい場合、どうすれば良いのかというと、ペダルの負荷を強くすれば良いのです。
ペダルを漕ぐ重さを重くすればするほど、脚には強い負荷がかかり、筋肉トレーニングのような感じになります。太くムキムキな脚にしたくない方は、負荷の強さには注意しましょう。
5.雨が降っていても風が強くても関係ない
外で自転車に乗る場合、当然天気の影響を受けます。雨が降っていれば体は濡れ、強い向かい風の時は体にかかる負荷は強くなり、気持ちがポキッと折れそうになることもあります。
一方、エアロバイクの場合は屋内で行うので、雨がザーザー降っていても、風がビュービュー吹いていても関係ありません。
また、暑い日や寒い日でも、エアコンを使用することにより、快適な室温でペダルを漕ぐことができます。猛暑の日に外で運動するのは危険ですが、冷房が効いている部屋での運動なら安全ですよね。
6.車や歩行者とぶつかる可能性はなく邪魔されることもない
外で自転車に乗る場合、自動車や自転車、歩行者や路面の凸凹などには注意し、信号が赤の場合は止まる必要があります。
一方、エアロバイクの場合は、それらに注意する必要はなく、信号機はありません。交通マナーの悪い車などに邪魔されることもないので、ペースを乱されることはなく、自分のペースで集中してペダルを漕ぐことができます。
交通事故の心配がないことや、路面の影響によって転倒することがないので、使う本人や家族は安心ですね。
7.運動中に音楽を聴いたり動画を観たりすることができる
エアロバイクはランニングマシンと同じように、脚を動かしても前に進みません。ペダルを漕いでも風景が変わらず、風景に変化がないことやシンプルな運動なことから「つまらない」と感じてしまうことがあります。
だがしかし、エアロバイクは何かをしながら運動することができ、飽きるのを防ぐことが可能です。ミュージックを聴いたり、テレビなどの動画を観たり、本を読んだりしながらペダルを漕ぐことができるのは、嬉しいメリットですよね。
まあ、場合によってはペダルを漕ぐことだけに集中することは大事ですけどね。
8.基本誰でもできる
エアロバイクは、体のハンデさえなければ基本誰でも行うことができる簡単な運動器具です。自転車に乗れない人でも、エアロバイクには乗ることができます。
自転車の場合、バランスがとれていないと転倒してしまいますが、エアロバイクは固定されているため、間違った使い方をしなければ横に倒れることはありません。
なので、運動神経が悪い方から自転車競技の上級者まで、幅広く使用することができます。「赤ちゃんは使えないんじゃないの?」とか突っ込まないでね(笑)。
自分の体型に合ったサドルの高さに調節しましょう
正しい姿勢で行うには、サドルの高さの調節は重要です。自分に合った高さに調節することで、ペダルは漕ぎやすくなり、運動効果は出やすくなります。
サドルの高さが自分に合っていないと、腰や膝などに大きな負担がかかってしまうことがあります。また、漕ぎにくく、負荷を上手くかけることができなくなる場合もあるので、サドルの高さは低すぎないように、高すぎないようにし、自分に適した高さに調節してください。
エアロバイクの種類と負荷方式
4つの種類を紹介
一言でエアロバイクといっても種類があり、【アップライト】【折りたたみ式】【スピンバイク】【リカンベント】があります。
アップライトは、普通の自転車のように上体を起こして乗るので、馴染みやすいことでしょう。折りたたみ式は、簡単に折りたためるように単純な構造をしており、比較的軽量でコンパクトです。折りたためるので、他のタイプよりも収納スペースを必要としません。
スピンバイクは、スポーツ系自転車(ロードバイク)のように前傾姿勢でペダルを漕ぎ、強い負荷でトレーニングをすることができます。なので、自転車競技をしている方などアスリートに適したエアロバイクといえます。
リカンベントは、座る部分に背もたれがついており、背もたれに背中をくっつけ寄りかかるような感じで座り、ペダルを漕ぎます。上半身、腰への負担が少ないので、おじいちゃんおばあちゃんに最適なエアロバイクです。
4つの負荷方式
エアロバイクは、ペダルを漕ぐ重さを重くすることができ、負荷のかけ方には4種類あります。【ベルト負荷方式】【マグネット負荷方式】【電磁負荷方式】【摩擦負荷方式】があり、それぞれ特徴が異なります。
ベルト負荷方式は、ゴム製のベルトをフライホールに押しつけ、摩擦によって負荷がかかりますが、摩擦音の大きさが気になる可能性があります。比較的負荷が軽いタイプになり、体力のない初心者であれば物足りなさを感じないでしょう。ベルトは劣化するので、ダメになったら交換する必要があります。
マグネット負荷方式は、永久磁石を利用して負荷をかけます。ベルト負荷方式よりも負荷を強くすることができます。
電磁負荷方式は、電磁磁石を利用して負荷をかけます。色々な面でマグネット負荷方式よりも優れているため、価格は高い傾向にあります。
摩擦負荷方式は、スピンバイクに備わっていることが多く、フライホールにブレーキを接触させて負荷をかけます。高負荷でのトレーニングが可能なため、スポーツ選手など上級者向けといえます。
機能性を確認して選びましょう
エアロバイクを選ぶ時は、先ほど説明した種類や負荷方式と、サイズや静音性などにも注目しましょう。
体力や目的、サイズなどが自分に合っていないものを購入すると、満足いくトレーニングができなくなる場合があります。やりにくさを感じてしまうと、使わなくなってしまうことがあり、ただの邪魔なものになってしまいます。
なので、選ぶときは備わっている機能やサイズなどを確認することは大事です。それと、音や床の傷み、床への汗対策として、防音マットを購入することをおすすめします。