【長距離走選手】目指せバランスの良い体型!ランナーは体重の中身を把握しよう

体組成計 その他

運動を続けていると、太っちょの人は痩せてきて(脂肪が減ってきて)、もやしのような人は肉(筋肉)がついてきて、行っているトレーニングに合った体型に近づいていきます。

長距離走も同じで、ランニングを続けていると、ランナーらしいスマートな体型に近づいていきます。走る量が少なくても、少なからず体はランナー体型に近づこうとします。

とはいっても、スタイルや体重を全く気にしないのは良くありません。目標とする体型や、速く走ることができる体重を理解し、それらに近づこうとして努力することが大事です。

あなたの体型は、ぽっちゃりですか?でぶでぶですか?それともガリガリでしょうか?

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体重の中身のうちの筋肉や脂肪の重さを知る

体重は、筋肉や体脂肪、骨や内臓、体液など体全体の重量になります。成長過程にある子供は、太らなくても成長することによって体重は増加していきます。そして、成長期が終わった大人の場合は、筋肉と体脂肪の増減が体重の増減に大きく影響してきます。

トレーニングを順調に続けていれば、トレーニングに合った筋肉がついていき、余計な体脂肪は減っていきます。トレーニングをサボることが多かったり、怠けていたりすると筋肉量は減りやすく、体脂肪は増えやすいです。

そのため、「ちゃんとトレーニングしているのに、体重が増えた」という場合、単純にガッカリすることはありません。練習を積むことによって、脂肪ではなく筋肉が増えている可能性があるからです。

「ちゃんと練習しているのに、体重が変わらない」ということでガッカリする人もいますが、その場合も単純にガッカリする必要はなく、上手く練習が積めていることで、筋肉量の増加と脂肪量の低下のバランスがいい感じになっている可能性があります。

一方、体重が減った場合、「体重が減った、やったぜ」などと単純に喜ぶのはいけません。体脂肪だけでなく、重要な筋肉まで減っていることがあるからです。

以上のことから、体重のコントロールに苦しんでいる方は、実際の体重計の体重の数値だけでなく、体重の中身のことを知って考えることが大事といえます。

余分な脂肪は減らそう

長距離走で使用する筋肉は、増えるのは良いが減るのは良くありません。走る際に使用する筋肉は、速さや粘り強さを生み出す重要な機能の一部だからです。それに対して余分な体脂肪は、ただの重りとなり、走る際の負担になってしまいます。

一般的にランナーは、普通の人よりも体脂肪率は低く、エリートランナーになると更に低くなります。定期的に体組成計で計測し、自分の体脂肪率をちゃんと把握しておくことは大事です。

余分な脂肪は余計な重りになりますが、過度な食事制限で、脂肪を短期間で一気に減らそうとするのは良くなく、体調を悪くする原因になります。また、骨が弱くなったり、脂肪だけでなく筋肉も一緒に落ちてしまうこともあります。

健康を維持しながら長期間かけるつもりで、自分のベストな体重にしていきましょう。

バランスの良いランナー体型を目指しましょう

ジョギング 女性

バランスの良い体型は、安定した走りをすることができ、効率的な走りを可能にします。効率的な走りは、レース終盤での粘りやスパート、上り坂などでのパフォーマンスアップに繋がります。

一方、バランスの悪い体型は、走りもアンバランスになりやすく、ランニングフォームが崩れる要因になります。

また、部分的に負担がかかりやすく、脚を痛めてしまうこともあります。フォームのバランスが悪いと、余計なエネルギーを消費しやすく、燃費が悪くなる可能性があります。

速くなりたいのなら、バランスの良いランナー体型を目指してください。ストロングポイントを弱くしないようにし、ウィークポイントは強化し、バランスをとりましょう。ランナーに適した筋トレや体幹トレを、バランスよく行うのが有効です。

理想とする肉体になるのは難しく、上手くいかないかもしれません。上手くはいかなくても、自分が持っているランニングフォーム(個性)で、ある程度弱い部分をカバーすることは可能です。自分が持っているものを向上させ、弱点を補ってバランスをとるのも1つの方法です。

ランナーは体重が軽ければ軽いほど良い?

「ボディーが軽ければ軽いほど、速く走ることができる」なんて言う人もいます。長距離走はスタートからゴールまで自分の体を運ぶので、確かに体は軽いほうが良いでしょう。

しかし、一番重要なのは体重の中身です。体重が減っても、エンジンとなる筋肉が減ってしまうと、走るためのパワーも減ってしまいます。なので、自分の体重の中身を知り、バランスの良い体型を目指すようにしてください。