走る時のイメージで動きは変わる!ランニング時の意識と感覚

意識 長距離走・マラソンの走り方

あなたはランニングをしている時、どのような意識で走っていますか。多くの方は自分にとって良い感覚で走れるように、調子が良い時のポイントを意識して走ろうとしますよね。

良い感覚で走れることは、気持ちよく走れることに繋がり、パフォーマンスが発揮されやすくなることにも繋がります。

ということで、今回はランニング時の意識(イメージ)や感覚について解説していきます。

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多くの人は走っている時の感覚で評価する

基本、走っている最中は、自分自身の走りを俯瞰(ふかん)して見ることはできません。

自分の走りを、他人になって客観的に見ることはできないので、自分の走りの良し悪し決める時は、ペースを参考にするのはもちろん、走っている時の感覚を参考にする方は多くいることでしょう。

「気持ち良く脚を動かすことができた」「脚の動きがスムーズだった」など、走っている時の感覚が良い時は、自分の身体や状態に合った走りができている可能性は高いです。

しっくりこない時は走る意識を変える

走っている時の感覚が良い時は身体の使い方も良く、前への推進力や脚の動きやすさ、安定感やリズムなどが良い時に「走る感覚が良い」と感じるように、感覚と実際の動きは深く関係しています。

だがしかし、毎度毎度、調子が良かった時の要点を意識して走っても、身体のコンディションやバランスなどが以前と異なる場合、同じように良い走りができるとは限りません。

普段、あることを意識することで効率的に良いフォームで走れていたとしても、時間の経過とともに身体が変化し、あることを意識しても良い感覚で走れないケースもあります。

スポーツは異なりますが、プロ野球選手でもピッチングフォームやバッティングフォームを崩すことがあるように、ランナーもランニングフォームを崩すことがあり、身体の状態の変化がフォームを崩す原因の1つになることがあります。

つまり、パフォーマンスを発揮するには、身体の変化とともに走る時の意識(走り方のイメージ)を変える必要が、場合によってはあるということです。

なので、自分にとって走りやすいイメージをいくつか持っておくことは大事であり、良い走りを追究することも重要です。

状態によっては過去の意識に縛られすぎないように

怪我や個人的な事情などにより走力が低下した場合も、身体の状態は変化しているので、過去の良い感覚で走ろうとしても、身体がついてこなかったり、うまくいかなかったりする可能性もあります。

身体の状態が変わっているので、以前のような意識で走っても、気持ちの良い感覚が得られないのは、当然といえば当然のことですよね。

走力の低下以外の身体の変化としては、身体の歪み、身体のバランスの変化、筋肉のつき方や質の変化、身長など成長による変化、体重の増減、疲労などがあります。

一番良いのは、自分の身体をしっかりと管理し、怪我を防ぎ、コンディションをある程度維持し、走りやすい意識でしっかりとトレーニングを積むことができることです、とはいっても、良いに変化にしろ、悪い変化にしろ、身体の状態は変わるものですけどね。

ちなみに、私の走る時の意識の持ち方も昔とは異なってきており、日によって違う時もあります。

例えば、着地を意識して走った方が良い時もあれば、着地は意識しない方が良い時もあります。もう少し細かくいうと、地面に接地するポイントや、接地する瞬間の力を入れるタイミングを意識して走った方が良い時もあるのです。

また、上体を腰に乗せるイメージで走る方が良い時もあれば、前傾をちょっと意識して走る方が良い時もあります。