強風は嫌い?風が強い日のランニングのメリットとデメリット

強風 ランニングのあれこれ

私の今までの経験から、冬から春にかけてと、春になってからが風の強い日が多いと感じています。

風はランニングに影響を及ぼすため、風が嫌いなランナーもいることでしょう。ていうか、風が嫌いなランナーは多くいるかと思います。私は嫌いです。ぶっちゃけ、ランニング中の強い風は邪魔ですよね。

今回は、風が強い日に走るメリットとデメリットを紹介するので、興味のある方はぜひご覧ください。

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風が強い日のランニングのメリット

追い風だとスイスイ進む

強風でも追い風だと、面白いようにスイスイ進みます。軽く走っていても、いつもよりスピードが出るので気持ちよく走ることができます。

風で背中を押されることにより、風に走ることをサポートしてもらえるため、脚にかかる負荷やつらさは軽減されます。とはいっても、追い込んで走っていれば、追い風でも脚にかかる負荷は強くなり、つらく感じてしまいます。

それと、力を抜いてゆっくり走りたい場合、あまりにも追い風が強いと、風に「背中を押さないで~」と思ってしまうかも(笑)。

忍耐力を強くすることができる

追い風だとスイスイ進みますが、向かい風だと思うように進みません。「こんにゃろ~」と思うくらい進まず、強い向かい風のなか走り続けるには、強い忍耐力が必要になります。

向かい風が強いと気持ちが折れそうになりますが、辛抱強く走り続けることによって耐え忍ぶ力をつけることができます。

強い忍耐力はレースで役立ちます。特にフルマラソンなどの長い距離のレースで役立ち、レース後半に地獄のような苦しみに襲われても、ゴールまで頑張って走ることができます。

練習を継続することができる

強風の日に「今日は風が強いな~、走るの休もうかな」などと思って、サボる方もいることでしょう。

走る予定だった日に休むと、練習が途切れてしまうことになり、サボり癖がついてそのままズルズルと休んでしまう場合もあります。風が強い日もサボらずに走れば、当然練習を継続することができます。

風が強い日のランニングのデメリット

向かい風だとなかなか前に進まない

強風

強い向かい風だと、身体が受ける風の抵抗が強いので、なかなか前に進みません。また、いつもよりも力を使うので、エネルギーの消費量は大きくなり、へばりやすくなります。

風が前からではなく横からだとしても、体が横の方向にもっていかれないように、バランスを崩さないように踏ん張らなくてはいけないので、余計なエネルギーを消費してしまいます。

それらのことから、モチベーションが下がることもありますが、「なにくそ」と強い心を持つことでモチベーションの低下を防ぐことは可能です。

モチベーションの低下

やはり、強風の日の一番のデメリットはモチベーションが下がりやすいことでしょう。風がビュービュー吹いていると、どうしても「走りたくないな~」と思ってしまいます。

なので、トレーニング前にモチベーションが低下してしまうことがありますが、走っている時に風に邪魔されることで、トレーニング中もやる気が低下してしまうことがあります。

それらのことは練習内容にも影響し「今日はポイント練習をする予定だったけど、風が強いからやめておこう」なんてこともありえます。風が強いと思うように走れないからね。

寒い時期は更に寒く感じる

向かい風だと体感温度は下がり、強風の寒い日にランニングをすると、更に寒く感じてしまいます。その寒さがつらさに繋がり、走るのが苦痛に感じてしまいます。「さみぃ~」ってね。寒い時期の風が強い日のランニングでは、低体温症に注意しましょう。

風が強い日は後半追い風になるコースがおすすめ

風が強い日のランニングでも、コース選びはとても重要です。なぜなら、走るコースによっては、風の影響でメンタルをやられてしまう可能性があるからです。

例えば、前半追い風で後半向かい風のコースを走ると、疲れが出やすい後半は向かい風によって更にきつく感じ、心が折れやすく、モチベーションを維持するのが大変です。

私がおすすめしたいのは、前半向かい風で後半追い風になるコースです。走り出しは身体が慣れていなく動きにくい状態なので、つらく感じることがある上に、向かい風がきつく感じますが、「後半追い風になる」と思うことで向かい風でも頑張ることができます。

また、向かい風の前半を我慢して走ることで、後半の追い風で気持ちよくスピードアップすることができ、気持ちよくランニングを終了することができます。

このように、後半追い風になるコースはモチベーションを維持しやすく、ランニングの量や質が上がりやすいのです。なので、強風の日は風向きを考慮し、後半追い風になるコースを走ることをおすすめします。

大会で風が強い場合は位置取りが大事

レースで風が強い場合は、走っている時の位置取りは重要です。向かい風の時は、なるべく風の影響を受けない位置で走りましょう。

向かい風の影響を軽減する方法は、前のランナーを風よけに使うこと。向かい風の影響が少なくなるぶん楽になり、体力を温存することができます。レースでの詳しい風よけ方法はこちら。

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風の強さが異常な場合は無理をせずに休みましょう

強風で吹き飛ばされそうな女性

体が吹き飛ばされそうなくらい風が強い時は、無理をせずに走るのを休みましょう。台風など異常なくらい強風の場合は、単純に危険ですからね。

走っているとき事故に遭ったり、物が飛んできて怪我をしたりしてもつまらないので、風の強さが危険だと感じた場合はランニングを休むことをおすすめします。

冒頭で、私が感じている強風の日が多い時期を話しました。では、実際はどのなのかというと、調べてみたらやっぱり春頃が一番強風の日が多く、その理由は低気圧が発達しやすいからです。

春は花粉が多く飛ぶ時期でもありますが、強風や花粉症に負けずにランニングを頑張っていきましょう。