ストライド走法とピッチ走法はどっちがいい?結論:気にしなくてOKな理由

マラソン大会 長距離走・マラソンの走り方(フォーム)

ランニングのストライド走法とピッチ走法、どちらが良いのか気になっていませんか?「歩幅を広げた方が速くなるのか、それとも回転数を上げた方がいいのか」このように悩んでいる方はとても多いと思います。

しかし結論から言うと、ストライドかピッチかを気にする必要はありません。なぜなら、走るスピードはどちらか一方で決まるものではなく、自然とバランスが取れるものだからです。

この記事では、ストライド走法とピッチ走法の違いをわかりやすく解説しながら、どちらかにこだわる必要がない理由についてお伝えしていきます。

スポンサーリンク

ランニングでストライド走法とピッチ走法で悩む必要はありません

ストライド走法とピッチ走法について調べていると、「結局どちらが良いのだろう」と迷ってしまいますよね。ですが、この2つを無理に意識する必要はありません。そもそも、なぜ多くの人がこの走法で迷ってしまうのか、まずはその理由から見ていきましょう。

ストライドかピッチかで迷う人が多い理由

ストライド走法とピッチ走法で迷ってしまう人が多いのは、インターネットや動画で様々な情報が発信されているからです。

「歩幅を広げた方が速くなる」「ピッチを上げた方が効率がいい」など、それぞれ異なる意見があり、どちらを信じればいいのかわからなくなってしまいます。

また、速いランナーの走り方を見て、「自分も同じようにしなければいけないのではないか」と感じてしまうことも、迷いの原因の一つです。

しかし、こうした情報に振り回されてしまうことで、本来大切にすべき“自分に合った走り”が見えにくくなってしまいます。

【結論】どちらかを選ぶ必要はない

結論から言うと、ストライド走法かピッチ走法かを無理に選ぶ必要はありません。走るスピードは、歩幅と回転数のバランスで決まるため、どちらか一方だけを意識しても意味があるとは言えないからです。

人それぞれ体格や筋力が違うため、走り方も自然と変わってきます。その中で、自分に合ったバランスができていくものです。ですので、「どちらが良いのか」と悩むよりも、まずは楽に走れる感覚を大切にしてみてください。

ストライド走法とピッチ走法の違いを簡単に解説

ストライド走法とピッチ走法には、それぞれ特徴がありますが、内容はそれほど難しくありません。違いはシンプルなので、まずはそれぞれの走り方について簡単に確認していきましょう。

ストライド走法とは(歩幅を広げる走り)

ストライド走法とは、歩幅(ストライド)を広くして走るスタイルのことです。一歩あたりの進む距離が長くなるため、少ない歩数で前に進むのが特徴です。その分、地面をしっかり押す力や脚のパワーが求められる走り方でもあります。

ピッチ走法とは(回転数を上げる走り)

ピッチ走法とは、歩数(ピッチ)を増やして走るスタイルのことです。一歩あたりの歩幅はストライド走法よりも小さくなりますが、その分、脚の回転を速くして前に進むのが特徴です。比較的リズムよく走りやすいのも、この走り方のポイントです。

スピードはストライドとピッチの掛け算で決まる

陸上競技場 トラック

走るスピードは、「ストライド(歩幅)」と「ピッチ(回転数)」の組み合わせによって決まります。どちらか一方だけが優れていても、スピードは大きく伸びません。

この2つがバランスよくかみ合うことで、はじめて効率よく前に進むことができます。では、なぜ片方だけでは速くなりにくいのか、その理由を見ていきましょう。

どちらか一方だけでは速くならない理由

ストライドとピッチはどちらか一方だけを高めても、効率よくスピードを上げることはできません。

例えば、歩幅が広くても脚の回転が遅ければ前に進むテンポが落ちてしまいますし、逆にピッチだけを上げても一歩あたりの距離が短すぎるとスピードは伸びにくくなります。

つまり、どちらかに偏るのではなく、ストライドとピッチがバランスよく組み合わさることが大事なのです。

自然とバランスが取れていく仕組み

ストライドとピッチのバランスは、無理に意識しなくても、走っているうちに自然と整っていきます。人それぞれ体格や筋力、柔軟性が異なるため、走りやすいと感じる歩幅やリズムも違います。

そのため、自分にとって無理のない走り方を続けていくことで、結果的にストライドとピッチのバランスが取れていきます。

無理にどちらかを変えようとするよりも、自然に走れる感覚を大切にすることが、効率よく走るための近道です。

自分に合った走り方が一番大切です

ストライドかピッチかを意識するよりも、自分に合った走り方を見つけることの方が大切です。無理に走り方を変えようとすると、かえって走りにくくなったり、体に負担がかかることもあります。まずは、その点について見ていきましょう。

無理に走り方を変えると逆効果になることもある

走り方を無理に変えようとすると、かえってパフォーマンスが落ちてしまうことがあります。例えば、意識的に歩幅を広げすぎるとフォームが崩れやすくなり、余計な力を使ってしまいます。

逆に、ピッチを無理に上げようとすると動きがぎこちなくなり、リズムよく走れなくなることもあります。

こうした状態が続くと、疲労がたまりやすくなるだけでなく、ケガのリスクが高まる可能性もあります。そのため、無理に走り方を変えるのではなく、自然な動きを大切にすることが重要です。

体格や筋力によって最適な走りは違う

最適な走り方は、体格や筋力、柔軟性などによって人それぞれ異なります。例えば、脚の筋力が強い人は歩幅を活かした走りになりやすく、軽いリズムで走るのが得意な人は自然とピッチが上がりやすくなります。

このように、体の特徴によって走り方は変わるため、「どちらが正しいか」と一つに決めることはできません。自分の体に合った走り方を見つけることが、無理なく走り続けるためのポイントです。

走り方よりも大切なことに目を向けよう

ストライドやピッチを気にするよりも、実はもっと大切にしたいことがあります。走りやすさやケガの予防、継続のしやすさなど、意識するべきことは他にも多くあります。では、具体的にどのような点を大切にすればよいのか見ていきましょう。

自然なフォーム・継続・ケガ予防の方が重要

ストライドやピッチよりも大切なのは、安定したフォームで無理なく走り続けることです。フォームが崩れていると余計な力を使いやすくなり、疲れやすくなるだけでなく、ケガの原因にもつながります。また、どれだけ正しい知識があっても、継続できなければ意味がありません。

そのため、まずは無理のないフォームを意識し、長く続けられるペースで走ること、そしてケガを防ぐことを優先することが重要です。

まずは基本となるフォームを確認しておくことも大事です。軽快に走るためのランニングフォームについては、こちら記事で詳しく解説しています。

軽快に走るための5つのポイント!正しいランニングフォームとは
ランナーなら誰でも軽快に走りたいものです。では、できるだけ軽快に走るにはどうすればいいのでしょうか?今回は、過去に執筆した短い記事を4つほど1つにまとめて文章を付け足してみたので、「軽快に走りた~い」「正しいランニングフォームを知りたい」と...

楽に走れる感覚を大事にする

走り方に迷った時は、「楽に走れているかどうか」「自分に合った自然なフォームか」を目安にしてみてください。

無理なく呼吸が続き、体に余計な力が入っていない状態で走れている時は、フォームやリズムが自然に整っていることが多いです。反対に、きつさや違和感がある場合は、どこかに無理がかかっている可能性があります。

細かい走り方にこだわるよりも、まずは自分が楽に走れる感覚を大切にすることが、結果的に効率の良い走りにつながります。

よくある誤解

ストライド走法とピッチ走法については、様々な情報がある中で、誤解されやすいポイントも多くあります。

こうした思い込みが、「どちらが良いのか」と迷ってしまう原因になっていることも少なくありません。ここでは、よくある誤解について整理していきましょう。

ストライド走法の方が速そうに見える理由

ストライド走法は一歩ごとの進む距離が大きいため、見た目にスピードが出ているように感じやすい特徴があります。

大きく前に進んでいる動きはダイナミックに見えるため、「歩幅が広い=速い」という印象を持たれやすいのです。

しかし実際のスピードは、歩幅だけでなくピッチとのバランスによって決まります。そのため、見た目の印象だけで「ストライド走法の方が速い」と判断してしまうのは誤解と言えます。

ピッチ走法の方が安全と言われる理由

ピッチ走法は歩幅が小さく、着地の衝撃が分散されやすいため、「ケガをしにくい走り方」と言われることがあります。

また、上下動が抑えられやすく、フォームが安定しやすいことも、安全性が高いと考えられる理由の一つです。こうした特徴から、初心者にはピッチ走法が向いていると紹介されることもあります。

ただし、安全かどうかはピッチかストライドかで決まるものではなく、その部分以外のフォームや体の使い方、走るペースなどにも大きく影響されます。そのため、「ピッチ走法=必ず安全」と考えるのは少し単純すぎると言えるでしょう。

まとめ:ストライドかピッチかは気にしなくてOK

ここまで見てきたように、ストライド走法かピッチ走法かを気にしすぎる必要はありません。大切なのは、どちらかを選ぶことではなく、自分に合った自然な走り方を見つけることです。最後に、そのポイントを改めて整理していきましょう。

自然な走りが一番効率がいい

走り方で迷った時は、無理にストライドやピッチを意識する必要はありません。速く走ろうとすれば、歩幅と回転数は自然と高まり、自分に合ったバランスに整っていきます。

つまり、ストライドかピッチかを意識するよりも、自然に走れている状態こそが最も効率の良い走り方と言えます。細かい違いにこだわるのではなく、自分の体に合ったリズムで走るようにしましょう。

無理に変えずに継続することが大事

走り方を無理に変えることよりも、大切なのは継続して走ることです。一時的にフォームを意識しても、続かなければ大きな変化にはつながりません。

それよりも、自分に合った無理のない走り方でコツコツ続けることが、結果的に走力アップへの近道になります。ストライドやピッチにこだわりすぎず、まずはランニングを続けることを意識していきましょう。

無理なく続けることが大事ですが、「なかなか続かない」と感じる方もいると思います。そのような場合は、こちらの記事も参考にしてみてください。

走るのをやめたくなった方へ!ランニングを続ける10のコツ
ランニングをしている誰もが、1度は練習をサボろうと思ったことがあるかと思います。「今日は疲れたから」とか「帰るのが遅くなったから」とか、「面倒くさい」「やる気がなくなった」などなど。せっかくランニングを始めても、サボったのをきっかけにやめて...

また、「タイムを縮めたい」「もっと速くなりたい」という方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみましょう。

長距離走・マラソンが速くなる方法!タイムを縮めたい方必見のメソッド
「走るのが速くなりたいけど、どうすれば速くなれるのか」という疑問を持ちながらランニングをしている方は多くいます。自分なりに試行錯誤し、頑張って走っているのに速くならないと、モチベーションが下がってしまいますよね。モチベーションの低下は、練習...