ランニングダイエットを始めようと思うが、毎日走った方が良いのか、1日置きに走った方が良いのか悩んでいるという方はいませんか?誰でもダイエットするなら効率的に痩せたいもの。では、毎日と1日置き、どちらが効果的なのでしょうか?
今回はその疑問を解決するために、ランニングで痩せたい場合、どちらが良いのか解説していきます。
毎日走るとカロリーを多く消費することができる
毎日走ると、当然カロリーを多く消費することができます。走る距離にもよりますが、単純計算すると、1日置きに走る場合の2倍カロリーを消費することができ、シェイプアップ効果も2倍になります。
例えば、1日にランニングで300kcal消費する場合、1日置きだと2日で300kcaしか消費しませんが、毎日だと2日で600kcal消費することができます。4日間毎日走れば1,200kcal、6日間なら1,800kcal消費します。
一方、1日置きで走る場合、4日間で600kcal、6日間で900kcal消費します。このように、日数が多くなればなるほど、毎日と1日置きの消費カロリーの差はどんどん広がっていきます。
一般的に脂肪を1kg減らす場合、7,000kcal消費する必要があるといわれており、消費カロリーと摂取カロリーが同じだと体重は減らないし、摂取カロリーのほうが多くなると体重は増えてしまいます(食べる物や体質にもよります)。
毎日走ると、それだけエネルギーを使用するので、ダイエットに適したカロリーの消費量と摂取量のバランスを維持しやすく、痩せやすいといえます。
休養日なしだと精神的に辛く感じる
一般的なランナーでも毎日走るとメンタル的に辛く感じるものです。そのため、痩せるために走り始めた方も、休みなしだと辛く感じてしまいます。
人間、辛く感じることはなるべく避けたいと思うため、無理して毎日走ると嫌になってランニングをやめてしまう場合があります。
意志が強ければしんどくても続けられますが、意志が弱い方はしんどいと挫折しやすいため、無理をしすぎないことも大切です。
怪我をするリスクの違い
休養日なしで走ると疲れはどんどん蓄積していき、脚を故障する危険性は高まっていきます。
普段走っている方なら、軽く走る日を設けることで疲労を抜くことができますが(疲労抜きジョグ)、減量のために走り始めたビギナーの場合、軽く走っても疲労は蓄積してしまいます。走力のない初心者は、ゆっくり軽く走っても疲れてしまいますからね。
疲労が蓄積して脚を痛めれば、ランニングによるダイエットを中断しなくてはいけなく、やる気がなくなったり、体重が元に戻ってしまう場合もあります。
一方、一日置きの場合、走った翌日に休養することによって疲れをとることができ、疲労が溜まりにくくなります。すると、疲労による怪我のリスクは低くなり、メンタル的にもリフレッシュすることができます。
故障しなければランニングを続けることができ、精神がリフレッシュされることでランニングをする意欲が湧き、効率的にエネルギーを消費することができます。
1日置きが合わない方は挫折してしまうことも
1日置きのランニングは「今日頑張って走れば、明日は走らなくて良い」という気持ちになり、トレーニングを頑張ることができます。ですが、人によっては気持ちが切れてしまうこともあります。
1日走って1日休むというのを繰り返しているうちに、休養した日に「明日走るの面倒だな」と感じてしまう場合もあり、挫折する要因になります。
つまり、ある程度続けて走っていれば気持ちも続きやすく習慣化しやすいのですが、1日置きに走ることで休養する回数は多くなり、習慣化しにくくやめてしまう可能性があるということです。
まあ~、そのことは人によりますけどね。要は本人の気持ちの問題なので、現在のランニングを行うサイクルが、自分に合っているのか合っていないのかが大事なのです。
1日置きのほうが消費エネルギーが少なくなる
休養日なしで走れば、毎日ランニングでエネルギーを消費することができ、結果的に多くのエネルギーを消費することができます。
一方、1日置きの場合、トレーニングする日と休養する日を交互に繰り返すので、毎日走るよりもエネルギー消費量は少なくなります。
そのため、毎日走るのと比べるとシェイプアップ効果は半分になってしまい、痩せるのにかかる期間が2倍になってしまいます。まあ~、それはあくまでも単純計算すると、ということになりますけどね。
1日置きでも1日のトレーニング量が多ければ、毎日走るよりもカロリーを消費することが可能です。
毎日走るのと1日置きどちらが良いのか
ここまで解説したように、それぞれ良い部分があれば悪い部分もあるので、自分に合っている方を選ぶと良いです。
ダイエットは長い期間続けることが大事なので、続けやすいほうを選んでください。なるべく早く痩せたい場合は、毎日走ったほうが良いですが、毎日走る場合は怪我を防ぐためにも疲労を考慮し、トレーニングの量や質を決めて走りましょう。
わざわざ1日置きに走ることはない
この記事では、「毎日走る」のと「1日置きに走る」の2種類の走り方を比較していますが、わざわざ1日置きに走ることはありません。2日連続で走って1日休んでもいいし、3日連続で走って1日休んでも構いません。
つまり、自分が続けやすい間隔、頻度で走ればいいのです。そのほうが挫折しにくいし、続けられることによって着実にエネルギーを消費することができ、効率的にシェイプアップすることができます。
毎日走る場合は定期的に休みましょう
【毎日走る場合は定期的に休みましょう】という見出しを読んで、「なんか矛盾してない?」と言う方もいるかもしれませんが、毎日といっても、本当に休みなくランニングするのはよくありません。
特に超初心者が全く休まないで走ると、身体が回復する暇がなくなってしまいます。そうなるとダメージが溜まるいっぽうで、脚を故障するか精神的に参ってしまいます。
ですから、実際毎日走るといっても、たまに休むことが大事です。ランニングをたまに休んで、体も気持ちもリフレッシュしましょう。
強い意志を持って行いましょう
週に何回ランニングするにしても、痩せるためには強い意志を持つことは大事です。ランニングを始めた頃はやる気があるでしょうから、張り切って行うことができます。ですが、日が経つにつれてマンネリ化し、やる気が低下してしまうこともあります。
そのような時に続ける意思が弱いと、何か誘惑があった時に、誘惑に負けて走るのをサボってしまいます。また【断念してしまう】なんてこともありえます。
「なにがなんでもランニングを続ける」「絶対痩せる」という強い意志を持ち続ければ、断念したくなっても継続することができることでしょう。
始めは少ない頻度で徐々に増やしていくと良い
痩せるために走ろうと思っているランニングビギナーは、走る身体ができていないので、最初から毎日走らないほうが良いです。超初心者が最初から多い頻度で走ると、脚を痛めてしまいます。
そのため、週に2日、または3日くらいから始めると良く、毎日走る・1日置きに走るの二択で考えた場合は、後者のほうが良いです。始めは少ない頻度で走り、走ることに慣れるにしたがって徐々に頻度を増やすと良いでしょう。
まあ、毎日走りたくて怪我をしないのなら、毎日走っても良いですけどね。