現代はYouTubeなどにも、ランニング関連の動画が多くあり、YouTubeを観て走り方などを勉強している方もいることでしょう。
ですがランニング関連(走り方)の動画を観る際、大事なことがあります。それは、動画でやっていることをそのままマネするのではなく参考程度にし、自分の走り方のほうをベースにして考えるということです。
では、なぜ参考程度にした方が良いのか解説していきます。
そのままマネするとフォームを崩す恐れがある
人それぞれ筋肉のつき方や質、骨格などは異なり、その人に合った走り方も違ってきます。例えば簡単に説明すると、フォアフット走法が合っている方がいれば、ヒールストライク走法が合っている方もいるということです。
また、ランニング時の最適な骨盤の傾き具合も違ったり、自分に合った腕の振り方が違う場合もあります。
YouTubeなどの動画で紹介している、一般的に良いといわれているフォームが、人によっては合わないことがあります。
自分に合わないフォームをそのままマネすると、自分本来のフォームを崩す恐れがあり、フォームを崩すとパフォーマンスが低下してしまいます。そのため、YouTubeなどの動画はそのままマネするのではなく、参考程度にした方が良いのです。
変なクセがつく恐れがある
ランニング関連(走り方)の動画でやっていたフォームに挑戦したけど、いつまで経っても走りにくさを感じるし、逆にスピードが遅くなったという方もいることでしょう。
パフォーマンスが低下したことから、元の走り方に戻しても、変なクセがついてしまっている可能性があります。変なクセがつくことにより、本来持っている力を発揮できなくなる場合もあります。
走る感覚は人それぞれ
走る感覚は人それぞれ違うため、他人と同じような感覚で走ろうとすると、ぎこちなさを感じてしまうことがあります。また、動画で推奨しているランニングフォームが合わない方もいます。
自分が走っていて「気持ちが良い」「しっくりくる」というフォームの場合、他人のアドバイスよりも自分の走る感覚を信じたほうが良いです。
走り方は他人と違っていても良い(違いは個性)
ランニングフォームは、走りやすければ他人と違っていても良く、実際に個性の強い走り方だけど速い人もいます。
跳ぶように走る人がいれば、忍者のようにスタスタと走る人もいます。また、反り腰だったり、首をちょっと曲げて走ったり、腕の振り方が独特だったりする人もいます。
走りやすくパフォーマンスが発揮できるのであれば、走り方を無理に変える必要はなく、自分の走り方でレベルアップしていけば良いことです。無理にフォームを変えて走りにくさを感じ、パフォーマンスが低下していては本末転倒です。