痩せるために、健康のためにランニングを始めたが、逆に太ったという方はいませんか?頑張って走っているのに、体重が増えたり太ったりするとショックですよね。
そこで今回は、ランニングを始めて逆に太る原因を解説していきます。ジョギング・ランニングで痩せようと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
原因1.走る量が少ない
ランニングをしていても、走る量が少ないと痩せることは難しく、逆に太ってしまう場合があります。
痩せるにはカロリーを多く消費する必要があり、カロリーを多く消費するには、たくさん走る必要があります。
「毎日頑張って2kmも走っている」という人は痩せると思いますか?多くの方は、「それじゃあ痩せるのは難しい」と思うことでしょう。毎日ジョギングをしていても、2kmじゃたいしてカロリーは消費されないからね。
逆に、ちょっと走った影響で程よくお腹が空き、間食で多く食べて太ってしまうこともあります。運動量が少ないのにたくさん食べれば、そりゃ太るわ~。
ジョギング・ランニングを始めたばかりで、走力がとても低い方は2kmくらいでも良いですが、走る頻度が少なく1日の走行距離がずっと1~2kmくらいだと効果は出にくいです。
始めは無理をせずに走ることに慣れることから始め、走る頻度と走行距離を徐々に増やしていくことがランニングでシェイプアップするコツです。
原因2.走っている安心感から食べ過ぎている
走っているから大丈夫だろうと思って、ついつい食べ過ぎてしまうと、ランニングをしていても太ってしまうことがあります。
あなたは、今日はたくさん走ったからといって、あれもこれも食べて、最後にケーキなど食べていませんか?それじゃあ、太って当然ですよね。
【運動や日常生活で消費したカロリー+基礎代謝量】よりも摂取カロリーの方が多くなれば、太って体重は増えてしまいます。まあ、同じカロリーでも、食べる物や食事の組み合わせなどによって、太りやすさは異なりますけどね。
ランニングでダイエットするなら、食事もしっかり管理することが大切です。
ランニング中級者でも、20kmや30kmなど長い距離を走る時に、途中でエネルギー補給といってアイスクリームやジュース、甘い物などをパクパクたくさん食べていると太る原因になります。
ですから、エネルギー補給しすぎないことも大事であり、自分の1日のエネルギー消費量を考慮して食事をすることが重要です。
早食いも太る原因に
「走っているのに太った」というそこのあなた、食事をするのが早すぎではありませんか。よく噛まないで食べるのが早すぎると、決めた量以上に食べてしまう場合があります。
満腹感を感じる満腹中枢からの指令が出るまでには時間がかかり、早食いをすると食べ過ぎを招きやすいからです。早食いは消化にも良くないし、胃腸に負担がかかってしまいます。
食べ過ぎを防いだり、消化器に負担をかけないためにも食べ物はよく噛んで、ゆっくり食事を楽しむつもりで取るとよいでしょう。
原因3.元々筋肉が少なく筋肉が増えることで体重が増える
初心者に起こりやすいのが、筋肉が増えることで体重が増えることです。何年も全く運動をしておらず、筋肉量が少ない方は、ランニングを始めると筋肉量は増えていきます。
走るという動作は脚だけ使っているように思えますが、腹筋や背筋、腕の筋肉なども使用する全身運動です。走って身体が鍛えられることで筋肉量は増えていき、一時的に体重が増えてしまうケースがあります。
ですから、走り始めたばかりの頃に、筋肉量が増えることによって体重が増えることは仕様がないことです。
筋肉は脂肪よりも重く、見た目が同じ(体型が同じ)ような場合は、筋肉が多いほうが体重は重くなります。同じ体重でも脂肪のほうが多ければふくよかに見え、筋肉の方が多ければ引き締まって見えます。
ランニングを続けると、徐々に脂肪は減っていくため、見た目はスリムになっていきますが、筋肉がついていくことで体重が増えることもあります。
特に運動不足の筋肉が少ない方は、ランニングを始めて筋肉がついていくことで一時的に体重が増えてしまうことがあります。
走っているのに体重が増えるとショックですが、筋肉によって増えているのならショックを受けることはありません。そのままずっと体重が増え続ける訳ではなく、走ることを続けていれば更に脂肪は燃焼されていき、ランニングに適した筋肉がついていきます。
ボディービルダーのようなムキムキな太い筋肉がつくわけではなく、基本体重は減っていき、スリムになっていきます。
走っているわけですから、走るための筋肉がついていき、ランニングしやすい体型になっていくということです。
原因4.朝食べていない・夜に食べ過ぎている
朝食べないと、お昼までにかなりお腹が空きますよね?お腹がかなり空くことで、お昼に食べ過ぎてしまう場合があります。仕事があるからといって、お昼に食べ過ぎないとしても、夕食で食べ過ぎてしまうこともあります。
朝食で摂ったエネルギーは、日中の活動している時に消費されやすいので、脂肪になりにくいと言えます。ですが、夜の食事で摂ったエネルギーは脂肪になりやすい。
それは、夜はゆっくりすることが多い(活動量が少ないことが多い)ためです。睡眠時は身体の回復にエネルギーは消費されますが、やはり夜の食事の量が多いと太りやすいです。リカバリーのために、夜に栄養を摂ることは大事ですけどね。
朝食をとらないと、お昼を食べた時に血糖値が急激に上がり、身体は血糖値を下げようとします。その際、血糖値を下げる作用のあるインスリンが大量に分泌されてしまいます。
インスリンには脂肪の合成を促したり、脂肪分解を抑制する働きがあるので、インスリンが大量に分泌されることは太ってしまう原因になると言えます。
食事を管理することも大切
とてもハードなトレーニングをすると、気持ち悪くなることで食欲がなくなることもありますが、ランニングをするとお腹が減りますよね?
お腹が減ったからといって食べ過ぎると、走っていても太ってしまいます。肉体が疲れることで、甘いものをたくさん食べたくなる方もいることでしょう。
走ることによって疲労した身体を回復させるには栄養が必要ですが、摂取カロリーが多すぎると体重は増えてしまうので注意しましょう。