大会当日に慌てないように、良い精神状態で臨むためには、心や持ち物などを準備する必要があります。
前もってしっかり準備しておくことによって、何か良くないことが起きた時でも速やかに対処することができ、良いコンディションで安心してスタート地点に立つことができます。
それでは早速、レース前日に準備することや、レース当日の気持ちの持ち方などを解説していきます。
持ち物の準備は万全に
レースで履くシューズや、着用するウエアなどは決めておきましょう。基本、シューズ、ナンバーカード、計測用チップ、ユニフォームを忘れなければ走ることはできますが、他にも用意したいものってありますよね。例えば、腕時計や着替え、擦れ対策のアイテムや補給食。
季節によっては手袋、アームカバー、キャップなど。人によっては時間の都合上、大会会場への移動中に軽い食事をする方もいることでしょう。その場合は当然食事も用意する必要があります。
雨が降りそうな時、降るかもしれない時は、折りたたみ傘などの雨対策アイテムも準備したいものです。
まあ、とにかく、ちゃんとレースに出られるように、周囲に迷惑をかけないように、忘れ物はしないようにしてください。忘れ物防止には、持っていく物リストを作ってチェックするのがおすすめです。
計画を立てておく
焦ったり慌てたりすることなくスタート地点に立つには、スタート時間を考慮して、食事をする時間、家を出る時間、ウォーミングアップをする時間などを決める必要があります。もっと詳細に計画する場合は他にも決めることは出てきます。
自分の持っている能力を十分に発揮するには、起床時間や食事をする時間は重要です。朝、起きた後、何時間後に体が動くようになるのかを考慮して起床時間を決めてください。
胃腸の強さは人それぞれ異なり、消化にかかる時間も個人差があるので、自分に適した時間に食事をとりましょう。
朝食とは別にバナナやゼリー飲料など軽い物でエネルギー補給する場合も、いつ摂るのか決めておくと良いです。自分に合う食べ物、合わない食べ物もあるでしょうから、自分にとってレースに最適な食べ物を選んでください。
会場まで車で行くにしても電車で行くにしても、どうやっていくのか確認することは大事です。土地勘のないところ、行ったことのない駅ならなおさら。身体の状態が良く絶好調でも、スタートに間に合わなければ後悔してしまいます。
強い気持ちを持つ
長距離走は肉体的強さは当然大事ですが、精神的強さも重要です。いくら速く走れる力があっても、弱気で気力が乏しいと速く走ることはできません。
他のことでも心が活動する力になるように、マラソンでも心は大事です。気持ちが弱いと、ライバルに勝ったり、良い記録を出したりすることはできません。
自分に負けないように強い心を持つことによって、高いパフォーマンスを発揮することができます。
大会に出る目的を確認する
大会会場で楽しく家族や仲間と話をしていたり、1人で緊張していたりすると、大会の目標や目的などが分からなくなってしまうことがあります。
とはいっても、大会に出場する際の目標や目的は、練習をしていた時から決まっているもので、それらを達成するために努力してきたはずです。なぜレースに出るのか、どのような目標があるのか、今一度しっかり確認してレースに臨みましょう。
ルールやマナーを守る
「人に勝つためならどんな手を使っても構わない」という方はいないかと思いますが、正々堂々と競争しましょう。
ルールを破ってライバルに勝ったり、ルールを破って良いタイムを出しても気持ちが良くなく、モヤモヤとした気持ちが残るだけです。そして、マナー違反は周りを不快にさせてしまいます。
出場しているランナー1人1人が大会の雰囲気を作り、感動するドラマを作ります。気持ち良く走ったり、素晴らしいドラマを作ったりするには、大会スタッフを含めて選手1人1人がちゃんとルールやマナーを守ることが大事です。