ランニングはとてもシンプルな運動なため、飽きてつまらなく感じてしまう方は多くいます。飽きないようにするために音楽を聴く方もおり、音楽を聴くのに便利なアイテムが「携帯音楽プレーヤー」です。
現在の携帯音楽プレーヤーはコンパクトで持ち運びしやすく、運動する時にも使うことができます。ですが、ランニングで音楽プレーヤーを使う場合、いくつか注意することがあります。ここでは、その注意点を解説していきいます。
音量の大きさに注意
ランニング中にミュージックを聴くのなら、音の大きさには注意が必要です。音量を大きくして聴くと、周りの音が聞こえにくくなり、後ろから自転車や自動車がきても気づきにくくなります。
車がきていることや周囲の変化に気付くことができないと、何かあった時とっさに反応できなくなるので、当然事故になるリスクは高まってしまいます。
ですから、音楽を聴くことができる最低の音量、周りの音が完全に遮断されない音量で聴くことが大切です。周囲の音が聴こえる範囲の音量にすることで、事故に遭うリスクを低くすることができます。
できれば、耳を塞がず周囲の音を遮断しない、運動にも使用できる骨伝導イヤホンを使うと良いです。
コードに注意
走る時は当然脚や腕を動かし、コードがあるイヤホンを使っていると、コードが身体の動きを邪魔する可能性があります。
腕やウエアに引っかかったり、思いもしないようなところに引っかかったりする可能性も少なからずあるため、ランニングでコードのあるイヤホンを使う時は注意が必要です。
ワイヤレスイヤホン(Bluetooth対応のもの)がおすすめ
コードがあると、先程も話したように何かに引っかかってしまう可能性が少なからずあります。また、コードが気になってしまい、集中力が低下してしまうこともあります。なので、ランニングで携帯音楽プレーヤーを使うなら、ワイヤレスイヤホンがおすすめです。
Bluetooth対応の音楽プレーヤーなら、ワイヤレスのイヤホンを使うことができ、コードが気になることはありません。コードがないことによって、走ることに集中しやすくなります。
ワイヤレスならコードが揺れない
コードのあるイヤホンを使っていると、走っている時にコードが揺れてしまいます。動きが激しければ激しいほど大きく揺れるので、特にスピードを出して走っている時はコードが邪魔に感じてしまうことがあります。それだと、気持ちよく走れないですよね?
ワイヤレスイヤホンを使えば当然コードがないので、そのようなデメリットをなくすことができます。
音楽に意識がいきすぎないように注意
音楽を聴きながら走るのは気持ちの良いものです。特に、リズムの良いミュージックを聴いていると心は弾み、走るペースは速くなりがちになります。
そのように音楽には、精神や肉体に影響を与える力がありますが、走っている最中は音楽に意識がいきすぎないようにすることは大切です。
音楽のほうに意識がいきすぎてしまうと注意力が散漫になり、何かにつまづいて転倒してしまう可能性があります。また、車や歩行者などに気が付かず、ぶつかってしまう恐れもあります。
事故に遭って怪我をしてもつまらないので、ちゃんと周囲にも気を配りましょう。自分の命を守ったり、人に迷惑をかけないためにも、十分注意して走ってください。
防水機能が付いたものを選ぶ
外でランニングをしていると、雨が降ってくることもあります。走っている最中に雨が降ってくると、当然身体は濡れてしまいます。また、身体だけでなく音楽プレーヤーも濡れてしまいます。
人間の身体は雨に濡れても故障しませんが、水に弱い音楽プレーヤを使っていて雨に濡れると、音楽プレーヤーが故障してしまう可能性があります。
せっかく買ったのに、濡れて故障したら悲しいですよね。そのような悲しいことが起こらないように、防水機能が付いたものを選ぶようにしてください。
防水機能がついていれば、雨が降りそうな日でも安心して音楽プレーヤーを携帯して走ることができます。
大量の汗をかいても安心
防水機能が付いているものなら、ランニング中、大量に汗をかいても安心です。水に弱いプレーヤーだと、大量の汗がつくことによって壊れる可能性があります。
ランニングは有酸素運動なので汗をかきやすく、特に暑い日は大量の汗をかきます。汗によってプレーヤーが壊れるとショックですが、防水機能がついていれば汗を気にすることなく走ることができます。
バッテリー切れに注意
ランニングをする前はバッテリーの量を確認しましょう。ランニング中にバッテリーが切れてしまうと、当然音楽プレーヤーは動かず、使用できない物を持って走ることになります。
それでは、ランニング時に音楽プレーヤーを携帯している意味はなくなり、ただの邪魔な物になってしまいます。
ミュージックを聴いて気持ちよく走っていても、バッテリーが切れることでテンションが落ちてしまい、走る気がなくなってしまうこともあります。ですから、走る前は、バッテリーが持つのか確認することが大切です。
ランニング直前に確認すると、バッテリーが少なかった時に充電する暇がないので、前もって確認しておくようにしましょう。
音楽を聴く場合は交通量が少ない安全な場所で走りましょう
ミュージックを聴きながらランニングをする場合、少なからず事故に遭うリスクは高まってしまいます。それは、周りの音が聴こえにくくなるからです。少しでも事故に遭うリスクを少なくするには、交通量の少ない安全な場所で走ることが大切です。
できれば、交通量が全くない陸上競技場や公園のランニングコースなどで走ると良いです。それらの場所は自動車が走っていないので、事故を起こす危険性はかなり低くなります。
ですが、他のランナーには十分注意して走ることが大切です。陸上競技場や公園のコースなどでは他のランナーもおり、音楽に気を取られているとぶつかってしまうことがあります。
ぶつかって怪我をしたり、口論になったりしてもつまらないので、比較的安全な場所で走る時も、周囲に気を配りながら走るようにしましょう。
ランニングがしやすい大きさや重さのものを選ぼう
走りやすい大きさ、走りやすい重量の音楽プレーヤーを使うことは大事です。基本、携帯音楽プレーヤーはコンパクトで軽いため、どれを選んでも同じように思えますが、商品によって大きさや重量は違ってきます。
そのため、なるべく走りやすいものを選び使うようにしましょう。そこで「走りやすい携帯音楽プレーヤーは、どのくらいの大きさや重量がいいの?」と思う方もいることでしょう。走りやすいものは、できるだけ小さくて、できるだけ軽いものです。当たり前ですよね(笑)。
できるだけ小さいことにより持っている時にかさばらず、できるだけ軽いことにより走る動作を邪魔しにくくなります。
つまり、小ささや軽量性に優れたものを選ぶことによって、走っている時のストレスにならず、快適に走ることができるのです。
音質が高ければ高いほどサイズが大きくなる傾向があり、大きくなればどうしても重くなってしまいます。
携帯音楽プレーヤーであるdap(デジタルオーディオプレーヤー)は基本音質は高いので、大きくて重量のあるものは避け、走っている時に携帯しやすいサイズや軽さのものを選ぶようにしましょう。
音楽を聴くのはダメではないが注意することは大事
ランニングで携帯音楽プレーヤーを使う際は、ここで解説した注意点をぜひ参考にしてください。ここで解説したことに注意しないと、快適に使うことができなくなるだけでなく、事故に遭うリスクは高まってしまいます。
ランニング中に音楽を聴くと、肉体的にも精神的にも走ることを手助けしてもらえますが、十分注意することが大切です。