【ランナーと水の関係】水分補給が大切な理由!ウォーターローディングをしてマラソンに挑もう

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植物や動物が生きていくには水が必要なように、人間にも水は必要です。そして、スポーツでパフォーマンスを発揮する場合も水分は必要です。今回はランニングと水の関係性や、水分補給が大切な理由を解説していきます。興味のある方はぜひご覧ください。

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ランニングでは多くの水分を失う

ランニング

昭和の頃?古き良き時代?とにかくむかーし昔は、精神を鍛えるためなのか「運動中に水を飲むな」などと言う指導者もいました。ですがそれは大間違いで、運動中に水分補給を行うことは大切です。

ランニングをすると徐々に身体は温まっていき、汗が出てきます。走れば走るほど汗をかき、結果的に多くの水分を失ってしまいます。特に暑い日のランニングや、ハイペースのランニングでは大量の汗をかき、体内の水分は失われやすくなります。

体内の水分の役割

水滴

一般的に成人の場合、体重の50%~70%を水分が占めていると言われています(個人差があります)。その体内の水分量は、歳を重ねて老化していくとともに減っていきます。「若い頃は潤っていたが、歳を取った今はカッサカサ」と例えると分かりやすいかと思います。

運動中に体温を調節するためや、筋肉を正常に機能させるには、たくさんの水分が必要です。また、酸素や栄養素を運ぶ血液として全身を巡ったり、尿として老廃物を排出するなど、体内の水分はとても重要性が高いです。

つまり、人間としての機能を正常に働かせたり健康を維持したりするには、体内に水分をしっかり蓄えることが大切なのです。

血液をサラサラにするためにも

普段から水分補給を意識し、ちゃんと水分をとっておくと、血流が良くなって代謝が正常に行われる効果を期待することができます。そして、老廃物が排出されやすくなる効果も期待することができます。

血液の80%は水分が占めており、体内の水分量と血液の濃さは深く関係しています。血管が詰まる脳梗塞や心筋梗塞などは、水分不足が原因になることもあります。

「血液中の水分が少なくなって濃くなると血液がドロドロになる」と表現されることが多いように、体内の水分量が不足すると血流は悪くなってしまいます。

血液の適切な濃度を維持し、血液をサラサラにするには水分が必要です。血液がスムーズに流れれば、酸素や栄養素も運ばれやすくなり、結果的に疲労回復にも繋がります。

ウォーターローディングで身体のコンディションを維持

水 ペットボトル

マラソン大会や練習で走る前や走った後に摂ることはもちろん、仕事や勉強、家事の合間なども意識して水分補給をするようにし、健康を管理しましょう。身体のコンディションを維持するために水分補給を心掛けることを、「ウォーターローディング」といいます。

常に身体を水で満たしておくことによって、走っている時のパフォーマンスの低下を防ぐ、疲労回復を促すなどの効果を期待することができます。

ウォーターローディングをする時は、1日1.5ℓの水を何回かに分けて少しずつ飲み、常に身体を水で満たすようにしましょう。

もちろん、トレーニングなどでかいた汗の量や、体内の水分量によって1日の水分摂取量は変わってきます。そのことをもう少し分かりやすく説明すると、走って失った水分量+1.5ℓ補給するということです。

1回でたくさん飲むと内臓に負担がかかるので、1回に飲む量は250ml以下にしてください。

意識して水分補給をするといっても、水を飲みすぎると水中毒(低ナトリウム血症)を起こしてしまうことがあるので、飲みすぎには注意しましょう。

何を飲めば良いのか?

水分補給といえばスポーツドリンクというイメージがある方は多くいるかと思います。もちろんスポーツドリンクで水分補給しても良いです。ですが、スポーツドリンクをたくさん飲んでいると糖分を摂りすぎてしまい太る原因に。

水分補給ではミネラルを摂ることも大切で、スポーツドリンクにはミネラルも含まれていますが、糖分を摂りすぎるのは避けたいですよね?

そこでおすすめしたいのがミネラルウォーター。ミネラルウォーターならカロリーがゼロな上に、ランニングで失われやすいミネラルも摂ることができます。

とはいっても、ランニングで大量の汗をかいた時は、ミネラルがしっかり摂れるスポーツドリンクのほうが良く、エネルギーも補給することができます。なので、運動でたくさん汗をかいた時やエネルギーを補給したい時は、スポーツドリンクを上手に利用すると良いでしょう。