軽快に走るための5つのポイント!正しいランニングフォームとは

ランニング 長距離走・マラソンの走り方

ランナーなら誰でも軽快に走りたいものです。では、できるだけ軽快に走るにはどうすればいいのでしょうか?

今回は、過去に執筆した短い記事を4つほど1つにまとめて文章を付け足してみたので、「軽快に走りた~い」「正しいランニングフォームを知りたい」という方はぜひ参考にしてみてください。

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バタバタと走らない(柔らかい接地をイメージして走る)

あなたは、速さよりも足音が目立っていませんか?足音が目立った走り方とは、バタバタした走り方です。

レースで上位争いをしている時や、なるべく良い順位でゴールしたい時、後ろから迫ってくるランナーの足音は脅威に感じます。

しかし、バタバタした走り方は、力強く聞こえるがダメな走り方です。バタバタ走ると着地の衝撃が大きく、疲れやすく、故障の原因にもなります。

走っている時の着地は、体重の2~3倍の力を受けると言われています。それがフルマラソンでは25,000歩以上になります(個人差あります)。単純計算すると3,000トン以上の力が蓄積されるわけです。

すっごい数字ですよね?3,000トンと聞くと、なんだか脚が壊れそうですね(笑)。まあ~実際フルマラソンでは脚が壊れそうになりますけどね。ゴール後は生まれたての小鹿みないな(笑)。

走っていて、ただでさえ足に衝撃を受けるのに、バタバタ走ることによって更に強い衝撃を受けてしまいます。それでは故障して当然といえば当然です。

理想の走り方は、柔らかな着地から鋭く地面を押し出すスムーズな動きです。イメージとしては、ひたひた、すたすた、風のように走ることです。

速く走るには脚の筋力だけでなく、地面からの反発力を利用することも大切ですが、バタバタと必要以上の力を入れて着地をするような走り方は避けるようにしてください。

リズム良く走ろう

ランニング

きれいなランニングフォームからは、心地よいリズム音が聞こえてきます。そのリズム音は、自分も含めて、見ている人や周りのランナーを良い気分にさせてくれます。

リズミカルな走りは、一連の動きから身体全体に湧き出てくるものです。腕と足の動きが上手く噛み合ってなめらかな動きへと、とても素晴らしい動きのハーモニーが生まれます。呼吸のリズムもその一部です。

走っている時は、調子の良い自分のリズムを見つけましょう。そして、苦しい時こそリズムを意識しましょう。リズムを意識して走ることで、苦しい時でも前へ進むことができます。

野球やサッカーなど他のスポーツも、リズムと大きく関わっています。他のスポーツでも、調子が良いと自然とリズムは良くなり、調子が悪くてもリズムを良くすることで立て直すことができる場合もあります。

腰の位置を高くして走ろう

走るのが速いランナーは、背が高くフォームは大きく見えます。でも実際テレビで見るトップランナーに会ってみると、思ったよりも背が小さく見えるものです。

では、なぜ速いランナーは身長が高くフォームが大きく見えるのかというと、腰の高いのびやかなフォームをしているからです。

高い姿勢は体重移動がスムーズになり、ストライドが大きくなります。そのため、速く走りたいのなら、腰高の良い姿勢で走ることです。腰を後ろに引きすぎたり、背中を丸めたりするのは良くありません。

フォームが悪すぎる方は、おへそを前方斜め45度くらいに引っ張られてる感じで走ってみてください。そして、姿勢の高いのびやかで格好の良いフォームをイメージして走ってみてください。

基本背すじが伸びた姿勢が良いが・・・

短距離走だと、スタートした直後は前傾姿勢で加速しますが、その後、背すじは真っすぐになります。そのことからも、走っている時は前傾姿勢よりも背すじを真っすぐに伸ばした方が良いということがわかります。

ですが、向かい風の時や上り坂など、前傾姿勢になったほうが良いケースもあります。また、人それぞれ骨格が違うので、人によって適したフォームは異なります。

そのため、前傾姿勢が合っている方は前傾姿勢で走ってもかまいません。人とは違うクセのあるフォームでも、そのフォームが自分に合っていれば問題ありません。

要は、マニュアルだけでなく自分の個性を大事にすることも大切だということです。

正しいランニングフォームとは

とまあ、フォームについて色々話してきましたが、ぶちゃけフォームは意識しなくても大丈夫です。

先程も言ったように人それぞれ適したフォームは異なるので、無理に違うフォームに変える必要はなく、意識しないで自然に走るのが一番です。走力に応じて、自然とランニングフォームも変わりますしね。

長距離走では、ランニングフォームを変えることで速くなるのではなく、走力が上がっていくと同時に自然と走りもダイナミックになっていくという考えを持った方が良いでしょう。

「正しいランニングフォームを知りたい」という方は多くいますが、余計な負担がかからない自分にとって自然なフォームが正しいランニングフォームです。

ですが、背中が丸まりすぎたり、足を過度に地面に擦ったりなど、明らかに悪いフォームをしている場合は意識して直しましょう。

足を必要以上に地面に擦ることは、ランニングシューズの寿命を短くすることにも繋がりますしね。

気温に適した服装で走る

暑く感じる服装で走っていると、快適に走ることは困難になります。逆に身体がこごえるような寒すぎる服装で走っても、快適に走ることはできません。

快適に走ることができなければ、軽快に走ることは難しくなります。つまり、軽快に走るには気温に適した格好をすることが大切なのです。

気温が高く暑い日はできるだけ薄着をして涼しい格好で走ると良く、気温が低く寒い日は手袋や長袖などを利用し、身体が冷えない格好で走ると良いです。

走ると徐々に身体は温まっていくので、寒い日は身体が温まるのを計算に入れてウエアを選ぶと良いでしょう。着込みすぎて暑く感じると辛いし、ゴワゴワしすぎていると走りにくいしね。

太っている人は痩せること

ランニングマシン 豚

太っていると、やはり軽快に走るのは難しいです。そりゃーそうでしょ。体重が重いと軽やかに走るなんて無理。ということで、軽快に走るための最後のポイントは、太っている人は痩せること。

とてもシンプルだけど、重要なポイントです。まあ、食べ過ぎないでちゃんと走っていれば、身体はシェイプアップしていきますけどね。

ここまで説明したポイントを押さえて走りましょう

以上のように、軽快に走るためのポイントは、バタバタ走らない・リズム良く走る・自分の身体に適したフォームで走る・気温に適した格好で走る・太っている人は痩せることになります。

軽快に走るためのポイントは他にもありますが、ここで説明した5つのポイントを押さえておくと良いです。

軽快に走れるということはスタミナを消費しにくくなることにも繋がるため、みなさん軽快に走りましょう。