喫煙は良くない!タバコがランニングやマラソンに悪影響を及ぼす2つの理由

タバコを吸う ビジネスマン ランニングのあれこれ

あなたは、タバコを吸っていますか?もしタバコを吸っているのなら、やめることをおすすめします。だって健康に悪いし、ランニングにも悪影響を及ぼしますからね。

ちなみに私は、タバコは大嫌いです。近くでプカプカ吸っている人がいると、イラっとします。私だけでなく、タバコの臭いがするだけで不快に感じる方は多くいます。大会で吸っている方をたまに見かけますが、周りのランナーから嫌われますよ。

今回は、タバコがランニングに悪影響を及ぼす理由を解説していくので、興味のある方はぜひご覧ください。

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タバコには多くの有害物質が含まれている上に禁煙は難しい

たばこ

一般的な紙巻きタバコには、たくさんの化学物質が含まれており、その種類は4,000種類以上と言われています。そして、有害物質はなんと200種類以上あると言われています。多くの方がご存知のニコチンやタール、一酸化炭素といった物質が含まれています。

ニコチンやタールと聞いて、良いイメージを持つ方はいないかと思います。多くの方は、身体に悪いイメージを持っていますよね。そのイメージ通りの物質であり、健康を害する要因になる物質になります。

ニコチンは、心拍数や血圧の上昇、動脈硬化のリスクを高くする恐れがあり、「ニコチン中毒」というやっかいな症状もあります。

ニコチン依存になると、体内のニコチンが切れた時にタバコを吸いたい衝動にかられてしまいます。吸いたくなっても我慢していると、イライラしたり、落ち着かなかったりしてしまいます。

タバコを吸えば、ホッとしたり、落ち着いたりしますが、多くの種類の有害物質を体内に取り入れてしまうことになります。

つまり、禁煙をするのは結構難しいことであり、吸い続けることによってタールや一酸化炭素、ヒ素やカドミウムといった身体に悪い物質を取り続けてしまうのです。

タバコがジョギングやランニングに悪い影響を及ぼす理由

理由1.酸素運搬能力が低下する

「私の趣味はランニングだけど、タバコを吸っている」という方もいるかと思います。ですが、タバコは持久走パフォーマンスの低下に繋がってしまいます。

当たり前のことですが、生きるためには酸素は必要です。そして、持久走では多くの酸素を必要とします。長距離走は、体内に酸素を取り入れながら走り続ける運動であり、取り入れた酸素はエネルギーを作るのに使用されます。

そのため、ランニングやマラソンなどの有酸素運動では、酸素を運搬する能力の重要性は高いのです。

前述した通り、タバコには一酸化炭素が含まれており、一酸化炭素を吸い込むと、一酸化炭素は血中のヘモグロビンと結びついてしまいます。

通常、酸素とヘモグロビンが結びついて体のあらゆる部分に酸素が運ばれるわけですが、一酸化炭素とヘモグロビンが結びついてしまうと酸素を運ぶ働きが低下してしまいます。酸素運搬能力の低下は、有酸素運動のパフォーマンスの低下に繋がります。

理由2.肺がダメージを受ける

灰皿

タバコの煙は、肺胞にダメージを与え、肺胞がやられてしまうと肺の機能は低下してしまいます。肺は呼吸に深く関わっており、肺が弱くなれば以前よりも息がきれやすくなります。

呼吸機能の低下は、持久系スポーツに大きく影響するため、ランニングやマラソンのパフォーマンスが低下する可能性があります。

タバコを吸っていると肺が汚れると聞いたことがある方は多くいることでしょう。まさにその通りで、タバコを吸っていると肺は黒く汚れていきます。

そのことからも、肺にダメージが加わっているのが分かります。学校の授業で、タバコによって肺が汚れる写真を見たことがある方もいることでしょう。

副流煙で他の人の健康を害する可能性も

たばこ

タバコに含まれている有害物質や発がん性物質は、吸う本人だけでなく周りの人の健康を害する可能性があります。タバコの先から出る煙である「副流煙」にも有害な物質が含まれています。

副流煙や呼出煙(タバコを吸っている人が吐く煙)を、自分の意志に関係なく吸ってしまうことを「受動喫煙」と呼びます。当然、受動喫煙も身体に悪く、健康に悪影響を及ぼす恐れがあります。タバコから直接吸うよりも、副流煙のほうが身体に害があるといわれていますよね。

ランナーは禁煙しよう

禁煙

タール・ニコチン・一酸化炭素といった三大有害物質や、多くの発がん性物質を含むタバコ。健康に悪影響を与えるのはもちろん、ランニングやマラソンの能力にも悪影響を与えてしまいます。

健康のためにジョギングをしている人がタバコを吸っていたら意味わからんし、マラソンで自己ベスト更新を狙っている人がタバコを吸っていても意味がわかりません。

もし、タバコをやめたいのにやめられないのであれば、ニコチンが含まれていないリキッドを使う電子タバコや、ニコチンガムなどの禁煙アイテムを使うことをおすすめします。

ニコチンや有害物質が含まれていない電子タバコは、ニコチン依存に対応するのは難しいが、「タバコを口にくわえる」という動作の依存対策になります。知らない方もいるかと思いますが、動作による依存もあるのだよ。