マラソン大会に何回も出ている方なら、「フルマラソン前日の食事はこれ!」と決まっている方は多いかと思います。
しかし、初めてフルマラソンを走る方や、レース経験が少ない方は、「フルマラソン前日って何を食べれば良いの?」などと思うことでしょう。
そこで今回は、フルマラソン前日にする食事のポイントや、避けた方が良い食べ物について解説していきます。
フルマラソン前日の食事のポイント
なるべく消化吸収の良い物を食べる
マラソン大会前日は緊張する方もいるかと思います。ていうか、緊張する人は多くいることでしょう。
緊張すると消化する力が低下する場合があるので、なるべくお腹に優しいものを食べてください。消化に悪い食べ物は控えるようにしましょう。
食べ過ぎないこと
食べ過ぎると胃腸に大きな負担がかかってしまい、マラソン大会当日に腹痛を起こしてしまう場合があります。
また、食べ過ぎることで身体が重くなってしまい、レースに悪影響を及ぼす場合もあります。そのため、エネルギーを蓄えるためだと言って食べ過ぎるのは良くありません。
糖質を中心に摂る
タンパク質はいつもより少な目でも問題ありません。マラソンを走りきるために、走るためのエネルギー源になる糖質を中心に食べましょう。
自動車で長い距離を走る前にガソリンを満タンにしておくように、フルマラソンを走る前はエネルギーをたくさん溜めておきましょう。ガス欠になってからエネルギーを補給しても遅いです。
ビタミン類も摂る
レースでパフォーマンスを発揮するには、体調を整えることは大事です。体調を整えるには、ビタミンを摂ることも重要です。
100%オレンジジュースなどのフルーツ100%ジュースなら、手軽にエネルギー補給ができ、ビタミンも摂れるのでおすすめです。
早食いしない・よく噛んで食べること
栄養をちゃんと吸収するために、レース当日腹痛を起こさないように、よく噛んで食べて胃腸になるべく負担をかけないようにしてください、早食いは胃腸に負担がかかるのでやめましょう。
フルマラソン前日は避けたほうが良いもの
脂質の多い食べ物
ケーキや揚げ物など、脂質が多い食べ物はなるべく避けましょう。それはなぜかというと、消化に良くないからです。
消化不良になってお腹が痛くなると、マラソンで自分の実力を発揮できなくなります。とはいっても、普段食べていて問題ないなら大丈夫でしょうけど、念には念を入れて避けた方が良いです。
刺身などの生もの
一般的に生ものは、安全性を考えてレース前日は控えたほうが良いと言われています。そのため、刺身などの生ものは控えた方が良いでしょう。
とはいっても、普段食べていても当たらないのだから、食べても問題ないような気もするが、念のために控えることをおすすめします。
たくさんの食物繊維
食物繊維を多く摂るとガスを発生しやすくなります。ガスが多く溜まることは、マラソン中の腹痛に繋がる場合もあります。そのため、食物繊維の摂りすぎには注意してください。
食べ慣れていないもの
消化不良や腹痛、安全性などを考慮して、食べ慣れていないものは避けた方が良いでしょう。
食べ慣れていないものを食べると、身体がその食べ物を受け付けなかったり、「普段、食べないものを食べたから、お腹が痛くなるかな」などと精神的に影響を受けてしまう場合もあります。そのため、食べ慣れていないものは控えることをおすすめします。
お酒(アルコール)
当然のことですが、マラソン大会前日にお酒を飲むのは避けましょう。アルコールを摂ると脱水しやすくなるだけでなく、肝臓に負担をかけてしまいます。また、睡眠の質は悪くなってしまい、疲れがとれにくくなります。
アルコールを分解するために、体内の水分だけでなく栄養素も使われてしまうので、レース前日のお酒は控えてください。
できれば前日だけでなく、数日前から、または1週間くらい前から禁酒することをおすすめします。大会のためにトレーニングをしてきた方なら、お酒を我慢するのは簡単ですよね。
マラソン前日の食事のメニューは糖質中心に食べる
レース前日は、次の日のレース本番に備えて、走るためのエネルギーを溜めることを優先的に考えてください。
体や脳などを働かせるためのエネルギー源になるのが糖質であり、人間の燃料のようなものになります。
大会前日は、すぐに多くのエネルギーを必要としないので、比較的早くエネルギーになるブドウ糖などよりも、エネルギーが蓄積されやすいご飯・パン・パスタ・うどんなどの糖質を中心に摂ると良いでしょう。
前述した通り、消化に悪い食べ物や刺身などの生もの、食べ慣れていない食べ物やアルコール飲料などは控えてください。
「普段、刺身とかの生ものを食べてもお腹が痛くならないから、大丈夫だよ」などという方もいるかと思いますが、控えたほうが無難でしょう。
食事の摂り方はスポーツの基本の1つであり、パフォーマンスに大きく影響します。大会前日は糖質の割合を多くする、糖質中心の食事ということになります。
エネルギーを溜めるためにしっかりと食べることは大事ですが、食べ過ぎには注意してください。
体質は人それぞれで、自分に合う食べ物、合わない食べ物もあるので、自分がパフォーマンスを発揮できる食事を見つけることも重要です。
エネルギーを溜めて良いコンディションでレースに挑みましょう
フルマラソン前日は、レースの準備としてエネルギーを蓄えることが大切です。マラソンのエネルギーとなるのは糖質で、ご飯やパスタ、うどんなどゆっくり吸収されて消化が良いものを食べると良いでしょう。飲み物は、果汁100%ジュースがおすすめです。