踵着地(ヒールストライク走法)のランナーが1度は憧れるフォアフット走法。走行時、つま先での着地であるフォアフット走法を試したことがある方もいることでしょう。
そして、「フォアフット走法は難しい、私には無理だ」などと諦めた方もいることでしょう。ですが諦めることはありません。なぜなら、ランニングシューズの種類によってフォアフットのしやすさが変わってくるからです。
ミズノから発売された「WAVE DUEL PRO(ウエーブデュエルプロ)」は、フォアフット走法を行いやすくするシューズです。ミズノのWAVE DUEL PRO(ウエーブデュエルプロ)に興味のある方は、ぜひここの記事を読んでみてください。
ミズノのWAVE DUEL PRO(ウエーブデュエルプロ)の特徴
多くのランニングシューズは、かかと部分のソールは厚くなっているが、ウエーブデュエルプロのソールは中足部が厚く、かかと部分が絞られているような形状(中足部よりも薄くなっている形状)になっています。
着地した際、踵が地面に着かずに浮いているような状態になることから、「かかとがないランニングシューズ」ともいわれています。実際かかとはあるのですが、先ほど言った特徴から踵がないといわれています。
前足部だけで立てるようなフォルムをしており、自然なフォアフット走法を行いやすくなっています。
機能としては、他のシューズで見ることのないような独自のソール形状である「SMOOTH SPEED ASSIST」(スムーズスピードアシスト)が搭載されています。
SMOOTH SPEED ASSISTにより、着地時にふくらはぎ周辺にかかる負担を軽減し、自然なフォアフット着地をサポートします。
シューズの前の部分には、優れたクッション性と反発性のある「MIZUNO ENERZY LITE」(ミズノエナジーライト)が搭載されており、地面への接地時に加わる脚へのダメージを軽減し、前に進む力を生み出すことができます。
ミズノのランニングシューズの代表的な特徴である、波状のプレート「MIZUNO WAVE」(ミズノウエーブ)はカーボン繊維強化されており、推進性やスムーズな足運びを考えた設計になっています。
その他には、軽量性とグリップ性に優れたアウトソールである「G3ソール」が使用されており、地面をしっかりとらえることが可能です。アッパーにはホールド性の高い「ウーブンアッパー」が使われています。
踵のソールがエグれたような、独特なフォルムをしているシューズなため、日常生活での普段履きとして使うことはできないといわれています。
普通に歩く時って、多くの人は踵あたりから着地し、つま先着地しないですよね。歩く時につま先から着地したら、「変な歩き方をする人」になりますもんね。
なので、フォアフットで走ることに特化しているWAVE DUEL PROは、普段履きに適していないのです。実際歩くことはできますが、かなり歩きにくいです。
価格は税込みで29,700円。重さはサイズが27.0cmの場合、片足約195gで、200g以下なので軽い部類に入ります。前足部の幅が十分に確保されており、着地の際の安定感が高くなっています。
そもそもフォアフット走法とは
フォアフット走法とは、走行時につま先で着地(前足部から中足部にかけた部分で着地)することです。足の前のほうで着地することによって次の動作に速く入ることができますし、ふくらはぎのバネをしっかり使うことができます。
スピードがとても重要である短距離走は、つま先で着地しますよね。つまり、フォアフット走法は、スピードを出しやすい走り方になりますが、脚の使い方や負担のかかり方などは異なるため、慣れていないと脚を痛めやすい走り方でもあります。
フォアフット走法にしたい方は、怪我に気を付けながら徐々に慣らしていくと良いでしょう。
WAVE DUEL PRO(ウエーブデュエルプロ)がおすすめな人
ウエーブデュエルプロがおすすめな人は、フォアフット走法に興味がある人、フォアフット走法を試したい人、フォアフット走法に変えたい人などです。
使い方としては、まずは比較的短い距離のジョグやポイント練習で使ってみると良いかと思います。ランニングの途中でウエーブデュエルプロに履き替えても良いでしょう。
少しずつ感覚や筋肉を慣らしていき、長い期間かけて徐々に能力を向上させていくことを推奨します。
踵着地(ヒールストライク走法)やフラット走法で、「記録がなかなか伸びない」と悩んでいる方のパフォーマンスアップにもおすすめです。