「お気に入りのランニングシューズのアッパーに穴が空いた」という方はいませんか?
「穴が空いたシューズは酷く劣化していて、もう寿命だ」という場合は処分しても良いでしょう。ですが「穴が空いたけど、まだまだ履ける」という場合、処分するのは勿体ないですよね。
穴が空いていると、穴の影響で「走りにくくなるのでは」「怪我をしてしまうのでは」「見た目が悪い」などということから、まだまだ履けるシューズでも処分してしまう方もいます。
まだまだ使えるのに処分しようとしている方、ちょっと待ってください。シューズのアッパー生地の穴は、上手に補修することによって塞ぐことができます。
ちなみにシューズのアッパーとは、シューズの上の足の甲などを覆っている部分のことです(ソールより上の生地部分)。
私の補修の仕方
その1・縫い糸で穴を塞ぐ
シューレース(靴紐)を全て外し、縫い針と縫い糸を使い穴を補修していきます。糸はできるだけ穴周辺に近い色を使用すると、補修した時に目立ちにくいです。
縫い糸で、生地と生地をくっつけるように縫うのではなく、糸で穴を塞ぐように縫っていきます。糸が細いので、穴を塞ぐために何度も縫い付ける必要があります。
穴を塞ぐように縫うことで、アッパーの生地が強く引っ張られることなく、アッパーの形状を変えずに補修することができます。
その2・刺しゅう糸で穴を塞ぐ
シューレース(靴紐)を全て外し、縫い針と刺しゅう糸を使い、穴を塞ぐように縫っていきます(刺しゅう糸は穴周辺に近い色で)。
何本かの糸が合わさっている刺しゅう糸は、当然普通の縫い糸よりも太いので、縫う回数は普通の縫い糸よりも少なくなります。
私は普通の縫い針と刺しゅう糸で補修しましたが、針をアッパー生地に通す時、糸が太いので、どうしても針のお尻の部分が引っかかってしまい、縫いにくかったです。
補修した後のランニングで、穴が余計広がらないように、針は穴からある程度離して縫っていきました。
この記事の一番上の写真のように縫い、170kmくらい走りましたが、今のところ再び穴が空くことはありません。
その3・凄く小さい穴は刺しゅう糸を接着剤で貼る
シューズの穴が出来たばかりで、穴がもの凄く小さい場合は、刺しゅう糸を接着剤で貼ったこともありました。
この方法はとても簡単で、ちっちゃい穴の周りに接着剤を塗って、その上に数本の刺しゅう糸を、穴を塞ぐように貼り付けるだけです。
他の補修方法
以上、私のランニングシューズの穴の補修方法について解説してきました。他にも生地をボンドで貼り付けたり、生地を縫い付けたりするなどの補修方法があります。
補修方法によってメリットとデメリットがありますので、自分で決めて補修してください。当然、生地の色や糸の色は穴周辺に近い色を使うと良いです。
ちなみに、生地を貼ったり縫い付けたりする場合にしても、内側から付けるのか、外側から付けるのか考えて補修する必要があります。シューズに出来た穴を補修する際は、自己責任でお願いいたします。