どっちが良い?長距離走の完全休養と積極的休養!プラスに転じることが大事

寝室 疲労回復方法

陸上長距離走の休養には主に、完全休養と積極的休養(アクティブレスト)の2種類あります。

完全休養は、運動(トレーニング)を一切行わずに休むことをいい、積極的休養(アクティブレスト)は、軽く運動をして筋肉をほぐし、血流を良くして身体の回復を図ることをいいます。

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完全休養と積極的休養どっちが良い?

私は昔から週に1回完全休養をしています。積極的休養をしてもいいけど、週に1回走らない日を決めて、脚を完全に休ませることで、怪我するリスクを減らすことができるからという考えからです。

また、完全に休むことで、積極的休養を行うよりも精神的にリフレッシュすることができるとも思っています。

それらの考えは間違ってはいないのですが、完全休養をするのではなく積極的休養をすることも間違いではありません。積極的休養でも回復は促される訳ですし、気分転換にもなります。

なので、完全休養と積極的休養どちらが良いのかというのは、その時の体と精神の状態、怪我の有無、本人の好みなどで決めると良いでしょう。

休養別によるやりがちな行動や気持ち

完全休養をする上で行いがちなのは、「明日は走らないから」という思いから、負荷の強い練習をやりすぎてしまうことでしょう。

また、翌日は完全に休みだから「お酒をたくさん飲んで羽目を外しても大丈夫」や「夜遅くまでゲームしても大丈夫」などと思う方もいるかと思います。

ですが、完全休養日前に過度に追い込み過ぎたり、不摂生な生活を送ったりすることは、リカバリーの面で考えるとマイナスな行動になってしまいます(私も完休前日に追い込みすぎてしまうことは多々あります)。

そのようなマイナスな行動をしがちで抑えたい方は、完全休養ではなく積極的休養を選んだ方が良いかと思います。

軽めだけど次の日もトレーニングがあることで、ハードなトレーニングのやり過ぎを抑えやすくなりますし、不摂生なことも抑えやすくなります(人によりますけどね)。

1日だけハードな練習をし過ぎても、結果的に見れば走力アップ効果はそれほど期待できないですし、疲労度によっては1日完全に休んだくらいでは回復しません。

完全休養明けにオーバーワークや不摂生による倦怠感を感じ、トレーニングのモチベーションが低下したり、復帰にストレスを感じたりする方もいるかと思います。

一方、積極的休養で思いがちなデメリットは、「軽めだけど明日も走るのか~」などとストレスを感じてしまう可能性があることです。

結論

完全休養が合っている人がいれば、積極的休養(アクティブレスト)のほうが合っている人もいるので、現在の自分に合っているほうを選ぶと良いでしょう。

結論としてはどちらの休養をするにしても、効率的なトレーニング、怪我のリスクの低下など、良い方向に向かう休養であるのかが重要です。