ランニングタイツを着用して走っていると、伸びたり破れたりしてしまうこともあるでしょう。
「伸びたり破れたりしたら捨てる」という方は多くいるかと思いますが、捨てるのはちょっと待ってください。それはなぜかというと、まだ使える可能性があるからです。
ここでは、ランニングタイツが伸びたり破れたりした時の使い方や対処法を説明していくので、ランニングタイツを使っている方はぜひ参考にしてみてください。
伸びたランニングタイツの使い方
ランニングタイツには着圧があり、肌にピタッと密着する伸縮性に優れたアイテムになります。ですが、使っていると当然劣化していき、いつかは伸びてしまいます。
【伸びて緩くなる=着圧が弱くなる=コンプレッション効果が低下する】ということになるので、伸びたら使えないと思う方もいますが、伸びたものでも使い道があります。
なので、貧乏性の方、物を大切にする方は、これから説明することをチェックしてみてください。
トレーニング時間が短い時に履く
トレーニング時間が長い時はちゃんとしたランニングタイツを履きたいものですが、トレーニング時間が短い時は伸びたものでも良いでしょう。
伸びているので機能性は物足りませんが、軽く走る程度なら気にならないですよね。それに、あまり走らないのに新しいものを履いて、洗濯して劣化させるのは勿体ないし。
なので、トレーニング時間が短く、かるーく走る時は、新しめのものではなく使い古したものを履くことをおすすめします。
劣化したランニングタイツでも、UVカット機能や吸水速乾性、保温効果などは期待できるので、着圧による効果が薄くても履く意味はあります。
穴が空いたランニングタイツの補修に使用する
あまりにもユルユルで、履けそうもない場合は、穴が空いたランニングタイツの補修に使いましょう。デザインが同じものなら、補修しても目立ちにくい。同じ素材のもので直すので、機能的にも良いですよね。
穴が空いたら履けないと思う方は多くいるかと思いますが、穴が空いても着圧的に問題ないのなら、伸びた履けないタイツで補修することをおすすめします。
丁度良い大きさに切って靴の中に入れる
「伸びたし、練習でも履かない」という場合は、先ほど説明した補修として使っても良いですが、シューキーパーとして使う方法もあります。
シューキーパーとは、シュークリームが好きなゴールキーパーではなく、靴の形を崩さないようにし、靴の寿命を延ばすためのアイテムです。
シューキーパーは足の形のような器具になりますが、いらないランニングタイツを切って靴に詰めることで、シューキーパーのように使うことが可能です。
靴を買った時、靴の中にクシャクシャになった紙製のものが入っていますよね?それと同じような感じで利用することができます。
ランニングタイツを持っているということは、走っているのでしょうから、ランニングシューズも持っていますよね。捨てようと思っているランニングタイツをシューキーパーとして、ランニングシューズに入れてみてはいかがでしょうか。
ちょっとした運動で使う
伸びて着圧が弱くなったランニングタイツなら日常生活で使えそうですが、「日常生活でわざわざ履く必要はない」という方は多くいるかと思います。確かに、家事や買い物をしている時など、普段の生活で履くのには抵抗がありますよね。
でも、ちょっとした運動には使えると思いませんか?サッカーやテニスなどのちょっとした球技や、ウォーキング(散歩)などで履くのには丁度良いことでしょう。
ランニングタイツが破れたらどうする
穴が空いている、または破れているものは、ランニングタイツとしての機能が少なからず低下しています。機能面だけでなく見た目も悪く、履くのには抵抗があるかと思います。恥ずかしいですしね。
かなり履きこんでいるものなら、素直に捨てようと思いますが、まだ履けそうなのに穴が空いてしまうと、なんだか捨てるのが勿体ない。ということで次は、「ランニングタイツが破れたらどうするか」について説明していきます。
補修シートで直す
機能面の低下ではなく、穴が空いたことで履く気にならないのなら、補修して穴を塞げば良いです。
では、何で塞げばいいのかというと、前述した通り、いらないランニングタイツで補修すると良い。
捨てようと思っているランニングタイツがない場合は、補修シートを使うと良いでしょう。穴が空いた部分が黒色なら、補修シートで補修しても目立ちにくいので、恥ずかしさを感じずに走ることができますよね。
でも、直した部分は素材が補修シートなので、コンプレッション効果は期待できないでしょう。まあ、目立たちにくくなったり、穴が広がりにくくなったりするので、全然良いですよね。
修理できるかメーカーに問い合わせてみる
綺麗に直したい場合は、商品を製造したメーカーに問い合わせてみましょう。保証期間があって保証期間以内に破れた場合は、修理代が無料だったり、新品のものと交換してくれる可能性があります(送料は自己負担のところが多いようです)。
修理代がかかることもありますが、穴を塞げばまだまだ履けそうだったり、保証期間内であるのなら問い合わせて修理してもらいましょう。
自分で直すよりも、製造元に直してもらったほうが、ランニングタイツの機能を十分に発揮できるしね。ちなみに、問い合わせても修理してもらえないケースもあります。
自分で縫って直せそうなら自分で縫って直す
「なんだか、自分で縫って直せそうだな」という場合は、自分で縫って直すのもあり。直すのに使用する素材は、できるだけランニングタイツに近い素材を使うと良いです。
縫う時に使う糸は、太いものよりも細いものの方が良く、糸が細いほうが履いた時の違和感を感じにくいです。
穴の部分に当てる素材だけでなく、縫う糸もタイツの色に近いものを選びましょう。ランニングタイツの色に合わない素材や糸を使うと、目立っちゃうからね。
重ね着して穴が空いている部分を見えなくする
「穴が空いていても履きたい、でも恥ずかしい」という場合は、ランニングタイツの上に別のトレーニングウエアを履いて破れた部分を隠すと良いでしょう。
例えば、膝の辺りに穴が空いているのなら、膝が隠れるウエアをランニングタイツの上に履いて穴を隠すという感じです。
でも、重ね着すると、ラン中に暑く感じることがあるけどね。それと、穴が空いたまま走っていると、穴が広がる可能性もあります。
履き方や転倒に注意
ランニングタイツを履く時、強引に乱暴に履こうとすると生地が傷んでしまうことがあります。
プチプチといってダメージが加わってしまうことがあるので、ランニングタイツを履く時は生地を傷めないように丁寧に履きましょう。商品によっては優しく丁寧に履いても、プチプチって音がする場合もあるけどね。
ラン中の転倒は、ランニングタイツが破れる要因になります。転んで地面に膝・脚を打って擦れることで穴が空いてしまうので、転倒には十分注意してください。
転んで穴が空いて、「買ったばかりなのに~、高かったのに~」ということも。まあ、ランニングタイツを履いていない時も、転倒に注意することは大事です。
最後に
以上のように、生地が伸びたランニングタイツでも、使い道は様々あります。また、穴が空いてしまった場合でも、上手く対処することで使用することが可能です。
ランニングタイツは安い物ではないので(機能性が高いものは)、伸びたり破れたりした場合は、色々と工夫して履いたり、有効活用したりすることをおすすめします。
ランニングタイツを買う時は、すぐに伸びたり破れたりしないように、質の良いものを選んでください。